羽生山稲荷神社。三芳町北永井の神社

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羽生山稲荷神社。三芳町北永井の神社

羽生山稲荷神社の概要

羽生山稲荷神社は、三芳町北永井にある神社です。羽生山稲荷神社の創建年代等は不詳ながら、当地一帯が羽生山(山=雑木林)と呼ばれていることから羽生山稲荷と呼ばれています。かつて羽生山で妊娠した狐を誤って殺してしまった人に、祟りがあったことから稲荷神を祀るようになったと伝えられ、狐を大事にしてきたそうです。

羽生山稲荷神社
羽生山稲荷神社の概要
社号 稲荷神社
祭神 倉稲魂命
相殿 -
境内社 -
祭日 初午3月10日
住所 入間郡三芳町北永井
備考 -



羽生山稲荷神社の由緒

羽生山稲荷神社の創建年代等は不詳ながら、当地一帯が羽生山(山=雑木林)と呼ばれていることから羽生山稲荷と呼ばれています。かつて羽生山で妊娠した狐を誤って殺してしまった人に、祟りがあったことから稲荷神を祀るようになったと伝えられ、狐を大事にしてきたそうです。

新編武蔵風土記稿による羽生山稲荷神社の由緒

(北永井村)
該当記載なし(新編武蔵風土記稿より)

境内掲示による羽生山稲荷神社の由緒

羽生山稲荷神社
三芳町北永井と大井町亀久保との境界付近、武蔵野の面影を残す平地林(雑木林)が残る県立大井高等学校あたり一帯は羽生山と呼ばれ、その一角に羽生山稲荷神社が祀られている。
稲荷は一般に農耕神として祀られる場合が多いが、この羽生山稲荷は商業神・福神としての性格が強く、商売繁盛・失せ物探しにご利益があるといわれている。参道には朱の鳥居が立ち並び、いくつもの朱旗が奉納されていることから、現在も多くの人々の信仰を集めていることがわかる。
羽生山稲荷が祀られた起源は詳らかではないが、昔、この羽生山にヤマ掃きに来た人がはらみの狐(子をはらんだ狐)を殺してしまい、祟りがあったので稲荷として祀ったと伝えられ、以前は小さな石祠だけがヤマ(平地林)の中にひっそりと建っていたという。
また、いまでは狐の姿を見ることはないが、かつてこの付近に狐が多く棲息していたといい、石祠を祀った後に祠の下に狐が巣を作ったこともあったという。後にこの稲荷が信仰を集めるようになり、宮を建てなおす時にも狐が巣を作れるようにと脇に石を積み上げて狐を大事にしたという。現在でもその石積みは狐の巣として注連縄が張られ、榊が添えられて信仰の対象となっている。
羽生山稲荷の祭礼は、かつては三月になって初めての午の日を祭日としていたが、昭和四十八年から三月十日に行われるようになり、この日は神事のほかに参詣者に甘酒が振舞われ、地元北永井地区のはやし連により重松流はやしの奉納も行れる。(埼玉県・三芳町掲示より)


羽生山稲荷神社の周辺図