蓮光寺。川越市指定有形文化財の蓮光寺総門
蓮光寺の概要
曹洞宗寺院の蓮光寺は、鷲嶽山と号します。蓮光寺は、長禄2年(1458)に創建、麼庵總與(永正17年1520年寂)が開山したといいます。徳川家康の関東入国後には、寺領7石の御朱印状を受領、江戸期には近隣に末寺を擁していた本寺格の寺院でした。蓮光寺総門は川越市有形文化財に指定されています。
山号 | 鷲嶽山 |
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院号 | - |
寺号 | 蓮光寺 |
住所 | 川越市渋井248 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
蓮光寺の縁起
蓮光寺は、長禄2年(1458)に創建、麼庵總與(永正17年1520年寂)が開山したといいます。徳川家康の関東入国後には、寺領7石の御朱印状を受領、江戸期には近隣に末寺を擁していた本寺格の寺院でした。
新編武蔵風土記稿による蓮光寺の縁起
(澁井村)
蓮光寺
曹洞宗、下野國足利郡山川村長林寺の末、鷲嶽山と號す、開山麼庵總與永正十七年十一月廿八日寂す、寺領七石の御朱印を賜りしは、東照宮此邊御放鷹の時、當寺の門前にて御茶を奉りし故なりと云、御鼻紙二つ折にて御直筆なりと云傳ふ、本尊薬師及十二天十六羅漢の像を安ぜり、大鐘一口あり、明暦四年鑄成の鐘なり、又弘安等の年號彫たる斷碑數基境内にあり、
辨天社
神明稲荷合社
彌陀堂(新編武蔵風土記稿より)
蓮光寺所蔵の文化財
- 蓮光寺総門(川越市市指定文化財)
蓮光寺総門
高麗門 切妻造り 桟瓦葺き 左右袖塀付き
蓮光寺は、曹洞宗で鷲嶽山と号す。長禄二年(一四五八)に開かれたという、江戸時代には御朱印を七石受けている。
この門は、大きな部材を用い、梁や部材の先端に設けられた繰り型彫刻の力強い彫り込み、梁の中央部に備えられた大瓶束などから高度な技術を持った江戸時代後期の職人によって造立された門であり、川越市内でも一級品で貴重である。また、蓮光寺にとっても現存する最も古い建築物としても貴重である。(川越市教育委員会掲示より)
蓮光寺の周辺図