平沼地蔵堂。川島町指定文化財の地蔵菩薩立像
平沼地蔵堂の概要
寺院の平沼地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、江戸期には寶珠山地蔵院と号する寺院だったと推測されます。本尊地蔵菩薩立像は川島町有形文化財に指定されています。個人所有の地蔵堂です。
旧山号 | - |
---|---|
旧院号 | - |
旧寺号 | - |
本尊 | 地蔵菩薩立像 |
住所 | 比企郡川島町平沼626 |
宗派 | |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
平沼地蔵堂の縁起
平沼地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、江戸期には寶珠山地蔵院と号する寺院だったと推測されます。本尊地蔵菩薩立像は川島町有形文化財に指定されています。個人所有の地蔵堂です。
新編武蔵風土記稿による平沼地蔵堂の縁起
(平沼村)
地蔵院
同寺(上伊草村金乗院)の門徒なり、寶珠山と號す、本尊地蔵を安ず、(新編武蔵風土記稿より)
平沼地蔵堂所蔵の文化財
- 地蔵菩薩立像(川島町指定有形文化財)
地蔵菩薩立像
この地蔵菩薩像は、比企能員の血を受けた飯島氏一家の地蔵堂内に安置されている。
この像の製作年代は、室町時代末期とみられている。、桧材の寄木造りで、彫りの深い見事な木彫立像である。像高は、三尺主ん九分(約九九・七センチメートル)ある。
像形は、宝輪を具し、円頂で、身体に袈裟と衣ともまとった比丘形で、左手に宝珠、右手に錫杖をとり、千葉の蓮華座に安住する姿である。にっこりとした豊かな面立ち、慈愛あふれる容姿が人々の心をひきつける。
昭和三十六年一月二十五日、川島村の「有形文化財・彫刻」に指定した。
損壊が甚だしかったため、昭和四十八年に解体修理し、復元されて今日に至っている。(川島町教育委員会掲示より)
平沼地蔵堂の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿