金乗院。中武蔵七十二薬師、武州八十八所霊場
金乗院の概要
真言宗豊山派寺院の金乗院は、土袋山普門寺と号します。金乗院は、高野山の僧俊鑁(正和3年1314年寂)が永和5年(1297)に創建、徳川家康が関東入国した翌年の天正19年(1591)には寺領19石の御朱印状を受領してました。中武蔵七十二薬師28番、武州八十八所霊場53番、比企西国三十三所観音霊場13番です。
山号 | 土袋山 |
---|---|
院号 | 金乗院 |
寺号 | 普門寺 |
本尊 | 大日如来像 |
住所 | 比企郡川島町上伊草830 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
金乗院の縁起
金乗院は、高野山の僧俊鑁(正和3年1314年寂)が永和5年(1297)に創建、徳川家康が関東入国した翌年の天正19年(1591)には寺領19石の御朱印状を受領してました。
新編武蔵風土記稿による金乗院の縁起
(上伊草村)
金乗院
土袋山普門寺と號す、新義眞言宗、高野龍光院末、天正十九年寺領十九石の御朱印を賜ふ、當山の草創は永和五年にして、開山の僧俊鑁は正和三年十一月十五日寂すと近年永享・寶暦の頃回禄にあひて舊記悉烏有となりしと云、よりて詳なること知べからず、本尊大日を安ず、
鐘樓。貞享四年鑄造の鐘を掛く、
經堂
觀音堂
地蔵堂
八幡社
稲荷社(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉宗教名鑑」による金乗院の縁起
金乗院
永仁5年(1297年)俊鑁和尚が高野山から来て創立したという。
天正19年(1591年)徳川家より法門の資料などを受けた。
慶長13年(1609年)及び享保8年(1723年)と2度の火災にあい諸堂、書類など全部焼失し、元文2年(1737年)に再興した。大正12年震災により庫裡倒壊したが、昭和5年再興し今日に至っている。(「埼玉宗教名鑑」より)
金乗院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉宗教名鑑」