正能大日堂。羽黒行人派龍光寺の跡地
正能大日堂の概要
寺院の正能大日堂は、羽黒行人派龍光寺の跡地です。正能大日堂の創建年代等は不詳ながら、かつて当地にあった羽黒行人派龍光寺の跡地で、明治維新後の神仏分離令により修験宗は廃宗となり、その後大日堂としてのこされています。正能大日堂で行われるボンデン祭り(梵天祭)は、加須市無形民俗文化財に指定されています。
旧山号 | - |
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旧院号 | - |
旧寺号 | 龍光寺 |
本尊 | 大日如来像 |
住所 | 加須市正能・正能古宮交差点 |
旧宗派 | 羽黒行人派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
正能大日堂の縁起
正能大日堂の創建年代等は不詳ながら、かつて当地にあった羽黒行人派龍光寺の跡地で、明治維新後の神仏分離令により修験宗は廃宗となり、その後大日堂としてのこされています。
新編武蔵風土記稿による正能大日堂の縁起
(正能村)
龍光寺
羽黒行人派尾崎村常楽寺配下、本尊大日、(新編武蔵風土記稿より)
正能大日堂所蔵の文化財
- ボンデン祭り(町指定無形民俗文化財)
ボンデン祭り
ここ大日堂では、毎年五月八日に正能上耕地の人々により”ボンデン祭り”が行われる。
この祭りは、魔よけや豊作祈願のためといわれ、竹の先に筒状に束ねた稲ワラを差し込み、その下に””ゴゾウ(五臓カ)”と呼ばれる麻を結んで吊し、堂宇脇の木に立てるものである。
また”ベッカ”と呼ばれる九月八日にはこれを下ろし、一同が飲食を共にする。
ボンデンとは、仏教の守護神である<梵天>に由来するものである。昔、当所は竜光寺と称する羽黒行人派の修験寺院であった。この祭りも修験者によって始められ、現在まで受け継がれてきたものであろう。(加須市教育委員会掲示より)
正能大日堂の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿