水殿瓦窯跡。児玉郡美里町沼上にある旧跡・名所
水殿瓦窯跡の概要
水殿瓦窯跡は、児玉郡美里町沼上にある、水殿瓦窯跡です。児玉郡では古くより瓦産業が盛んで、水殿瓦窯跡は鎌倉時代に瓦等を焼いた窯の跡です。押花文様や剣菱文様の軒瓦などが発見されており、鎌倉永福寺修復の瓦にも使われていたといいます。
旧跡・名所名 | 水殿瓦窯跡 |
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住所 | 児玉郡美里町沼上420付近 |
みどころ | 旧跡 |
備考 | - |
水殿瓦窯跡の縁起
水殿瓦窯跡は、瓦等を焼いた窯の跡です。児玉郡では古くより瓦産業が盛んで、水殿瓦窯跡は鎌倉時代の瓦窯跡です。押花文様や剣菱文様の軒瓦などが発見されており、鎌倉永福寺修復の瓦にも使われていたといいます。
水殿瓦窯跡
この窯は鎌倉時代のもので、この付近の粘土を使い、ここで瓦を焼いたものです。
この窯跡から斜格子文様の平瓦や剣頭文の軒平瓦が発見されています。
窯の長さは3.3mで函窯と焚場からできていて、函窯は、巾1.1m、奥行1.15m、深さは前壁で1.2m、後壁1.15mです。底に四条の縦溝と三本の畔があります。溝は前方の焚場に通じ、火気を呼ぶようにつくられています。奥壁の上部から24cm、下方に約6cm角の穴一個があり、煙出しとなっています。
平成元年に確認調査が行われ、この窯の東側に、並行して更にもう三基の窯が発見されています。(美里町教育委員会掲示より)
水殿瓦窯跡所蔵の文化財
- 水殿瓦窯跡(国指定史跡)
水殿瓦窯跡の周辺図