蒲生の一里塚。越谷市蒲生愛宕町にある旧跡・名所

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蒲生の一里塚。県内日光街道筋に現存する唯一の一里塚

蒲生の一里塚の概要

蒲生の一里塚は、越谷市蒲生愛宕町にある、旧跡・名所です。蒲生の一里塚は、街道沿いに一里ごとに設置された塚の一つで、当地は日光街道筋の一里塚です。埼玉県内の日光街道筋に現存する唯一の一里塚だといいます。

蒲生の一里塚
蒲生の一里塚の概要
旧跡・名所名 蒲生の一里塚
みどころ 史跡
入場時間 -
入場料 無料
住所 越谷市蒲生愛宕町11
備考 -




蒲生の一里塚の縁起

蒲生の一里塚は、街道沿いに一里ごとに設置された塚の一つで、当地は日光街道筋の一里塚です。埼玉県内の日光街道筋に現存する唯一の一里塚だといいます。

境内掲示による蒲生一里塚の紹介

一里塚は、江戸時代街道沿いに一里ごとに設置された塚で、塚の上にエノキ・マツ・スギなどを植えて、道程の目標や人馬賃銭の計量の目安に、また旅人の休息の場などに用いられたものである。
文化年間(一八〇四〜一八一八)幕府が編さんした「五街道分間延絵図」には、綾瀬川と出羽堀が合流する地点に、日光街道をはさんで二つの小山が描かれ、愛宕社と石地蔵の文字が記されていて、「蒲生の一里塚」が街道の東西に一基づつ設けられていたことが分かる。現在は、高さは二メートル、東西幅五・七メートル、南北幅七・八メートルの東側の一基だけが、絵図に描かれた位置に残っている。
また、塚の上にはムクエノキの古木、太さ二・五メートルのケヤキのほか、マツ・イチョウが生い茂っている。
多くの塚が交通機関の発達や道路の拡張などによって姿を消した中にあって、蒲生の一里塚は埼玉県内日光街道筋に現存する唯一の一里塚である。(境内掲示より)

新編武蔵風土記稿による蒲生一里塚の紹介

(蒲生村)小名下茶屋
ここに一里塚あり、塚上に杉樹を植へ、後に愛宕社あり(新編武蔵風土記稿より)


蒲生の一里塚の周辺図