越谷梅林公園。越谷市大林にある旧跡・名所
越谷梅林公園の概要
越谷梅林公園は、越谷市大林にある旧跡・名所です。越谷梅林公園は、宅地化が進む以前の当地周辺では桃や梅の栽培が盛んで、小金井の桜・杉田の梅とならび江戸近郊の花見三名所のひとつに数えられていたことから、梅林を保存するために公園として整備、白加賀・梅郷・紅梅・晩白加賀など約40種300本の梅が植えられ、毎年3月上旬には梅まつりが開催されます。
旧跡・名所名 | 越谷梅林公園 |
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みどころ | 名所 |
入場時間 | - |
入場料 | 無料 |
住所 | 越谷市大林203-1 |
備考 | - |
越谷梅林公園の縁起
越谷梅林公園は、宅地化が進む以前の当地周辺では桃や梅の栽培が盛んで、小金井の桜・杉田の梅とならび江戸近郊の花見三名所のひとつに数えられていたことから、梅林を保存するために公園として整備、白加賀・梅郷・紅梅・晩白加賀など約40種300本の梅が植えられ、毎年3月上旬には梅まつりが開催されます。
境内掲示による蒲生一里塚の紹介
越谷梅林公園の梅
越谷市の大林や大房、袋山などの地区は、くだものの木に適した水はけの良い土地で、桃や梅の栽培が昔から盛んでした。なかでも桃は江戸時代から有名で、「徳川実記」の編さんで名高い成島司直という人が、小金井の桜(東京都小金井市)、杉田の梅(神奈川県横浜市)と並ぶ江戸近郊の花見三名所のひとつに数えたほどでした。また、初代安藤広重という江戸時代の画家も、富士山を背景にした越谷の桃の風景を錦絵に残しています。
これらの果樹栽培は、いろいろな事情のため、昭和30年ごろから桃に変わって梅が中心になりました。その後もしばらく盛んに栽培されましたが、東京のベッドタウンとして越谷市内の開発が進むにつれて、果樹の畑は住宅地などにつくりかえられ、現在ではところどころにわずかに見られるだけになっています。
この越谷梅林公園には、それらの梅林が保存され、一面の桃や梅の林であった昔の面影がしのばれます。(境内掲示より)
越谷梅林公園の周辺図