小八林春日神社。熊谷市小八林の神社
小八林春日神社の概要
小八林春日神社は、熊谷市小八林にある春日神社です。小八林春日神社の創建年代等は不詳ながら、当地の開発者が発展を祈って勧請したと伝えられ、小八林の鎮守として祀られてきました。明治維新後の社格制定に際し明治6年村社に列格、明治41年地内の諸社を合祀しています。
社号 | 春日神社 |
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祭神 | 天兒屋根命 |
相殿 | 伊弉冉命、倉稲魂命、大山祇命、大雷命 |
境内社 | 白山・稲荷・金刀比羅・三島・天神・八坂合殿、大六天神、白山 |
祭日 | 春祭り4月15日、秋祭り10月15日、天神様2月25日、天王様7月24・25日 |
住所 | 熊谷市小八林55 |
備考 | - |
小八林春日神社の由緒
小八林春日神社の創建年代等は不詳ながら、当地の開発者が発展を祈って勧請したと伝えられ、小八林の鎮守として祀られてきました。明治維新後の社格制定に際し明治6年村社に列格、明治41年地内の諸社を合祀しています。
新編武蔵風土記稿による小八林春日神社の由緒
(小八林村)
春日社
村の鎮守とす
末社天神
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白山社
八幡社
第六天社
以上村民持、
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雷電社
大福寺持
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頭殿社
十林寺持
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稲荷社二宇
一は十林寺持、一は村民持(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による小八林春日神社の由緒
春日神社<大里村小八ツ林五五(小八ツ林字北谷)>
戦国時代には吉見郡に属し、小田原北条氏の重臣、狩野泰光の所領であった小八ツ林は、荒川の右岸に位置する農業地域である。天兒屋根命を主祭神として祀る当社は、この小八ツ林の中で最も標高の高い字北谷に鎮座し、村の守り神とされてきた。
当社の創建については不明であるが、村の開発者が当地の発展を祈って勧請したものと思われ、その境内には石灯龍等の石造物が、社殿内には延享五年(一七四八)銘の社号額をはじめとする絵馬・額類が氏子によって多数奉納されており、氏子が長きにわたって当社に寄せてきた信仰の厚さが感じられる。また『風土記稿』小八ツ林村の項には、当社について「春日社村の鎮守とす 末社 天神」とあるほか、村民持ちの白山社・八幡社・第六天社及び稲荷社、大福寺持ちの雷電社、十林寺持ちの頭殿社・稲荷社についての記載があり、当時は村の鎮守として当社を祀るとともに廓(村組)ごとで小祠を祀っていたことがわかる。
当社は明治六年五月に村社となり、その他の小祠は同四十一年十一月に当社に合祀された。現在も地内には、禰宜ノ下(松尾神社及び白山神社旧社地)・稲荷前・頭殿の家など、これら小祠にかかわりの深い地名が残っているが、それは、かつてこうした小祠の祭祀が氏子の生活の中で重要な位置を占めていたことの表れであろう。(「埼玉の神社」より)
小八林春日神社の周辺図