塩八幡神社。熊谷市塩の神社

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塩八幡神社。熊谷市塩の神社

塩八幡神社の概要

塩八幡神社は、熊谷市塩にある八幡神社です。塩八幡神社の創建年代等は不詳ながら、当初当地より南方700mの地にあたる「八幡沢」に鎮座、大永2年(1522)に本殿再建の棟札が残されていたといいます。慶長13年(1608)に当地へ遷座、塩村の鎮守として祀られていました。明治維新後の社格制定に際し明治4年村社に列格、明治45年には神饌幣帛料供進神社に指定されていました。

塩八幡神社
塩八幡神社の概要
社号 八幡神社
祭神 誉田別命
相殿 -
境内社 大黒天、三峰2社、山王社、八坂社、大歯神社、稲荷2社、琴平神社、天之手長男神社、山神社、天満宮
祭日 春日待4月4日
住所 熊谷市塩142-1
備考 -



塩八幡神社の由緒

塩八幡神社の創建年代等は不詳ながら、当初当地より南方700mの地にあたる「八幡沢」に鎮座、大永2年(1522)に本殿再建の棟札が残されていたといいます。慶長13年(1608)に当地へ遷座、塩村の鎮守として祀られていました。明治維新後の社格制定に際し明治4年村社に列格、明治45年には神饌幣帛料供進神社に指定されていました。

新編武蔵風土記稿による塩八幡神社の由緒

(男衾郡鹽村)
八幡社
村の鎮守なり常安寺持、
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山神社
同寺持、(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による塩八幡神社の由緒

八幡神社<江南町塩一四二-一(塩字荒井)>
当社は、小川から熊谷へ至る街道に面して鎮座している。北西三〇〇Mほどの所には、中世と推定される館跡があるが、だれによって築かれたものかは明らかではない。
口碑並びに棟札写しによると、当社は初め「八幡沢」と称する地に鎮座し、大永二年(一五二二)に本殿の再建を行い、慶長十三年(一六〇八)に現在地に遷座した。その後、天明二年(一七八二)に本殿の再建と覆屋の新築を行った。旧地である「八幡沢」は、現在地の南方七〇〇Mほどの所にある。
『風土記稿』は「八幡社村の鎮守なり、常安寺持」と載せる。大永二年の棟札写しには、既に「別当常安寺」の名が見え、古くから当社とかかわりがあったことがわかる。
明治初年の神仏分離により常安寺の手を離れた当社は、明治四年に村社となり、同四十二年には指定村社となった。
境内の一画に十数社の末社が合殿として祀られている。これらの幾つかは、塩の地内の各所に祀っていた社を徐々に合祀したものといわれ、近年では昭和四十年ごろに三峰社を県立飼犬指導センターの南側の山林内から移している。(「埼玉の神社」より)


塩八幡神社の周辺図