一乗院。末寺48ヶ寺を擁した中本寺格寺院
一乗院の概要
真言宗智山派寺院の一乗院は、光明山無量壽寺と号します。一乗院は、栄泉法印(慶長4年1599年寂)が開山したといい、成田太郎助廣の庶子秋葉七郎に所縁のある寺とも言い伝えられます。江戸期には、近郷48ヶ寺の末寺を擁した本山格の寺院で慶安元年(1648)には寺領30石の御朱印を拝領していたといいます。
山号 | 光明山 |
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院号 | 一乗院 |
寺号 | 無量壽寺 |
本尊 | - |
住所 | 熊谷市上之2891-1 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
一乗院の縁起
一乗院は、栄泉法印(慶長4年1599年寂)が開山したといい、成田太郎助廣の庶子秋葉七郎に所縁のある寺とも言い伝えられます。江戸期には、近郷48ヶ寺の末寺を擁した本山格の寺院で慶安元年(1648)には寺領30石の御朱印を拝領していたといいます。
新編武蔵風土記稿による一乗院の縁起
一乗院
新義真言宗の無本寺にて、近郷四十八ヶ寺の本山なり。慶安元年11月3日、寺領30石の御朱印を賜ふ。光明山無量壽寺と号す。古は成田山と唱へし由いひ傳ふ。或云当寺は成田太郎助廣の庶子、秋葉七郎が由緒の寺なれば、山を成田と号し、又当寺の立る小名を秋葉といへりと。されど寺にてはさせる傳へもなし。開山法印栄泉、建長4年10月3日寂す。三尊の弥陀を安置す。
護摩堂、不動を安。
稲荷社、弁天社、聖天社、熊野社。
鐘楼、延宝2年鋳造の鐘なり。(新編武蔵風土記稿より)
一乗院の周辺図