北野稲荷神社。元禄年間に成立した北野村の鎮守
北野稲荷神社の概要
北野稲荷神社は、新座市北野にある稲荷神社です。北野稲荷神社の創建年代等は不詳ながら、寛文年間(1661-1673)に松平伊豆守信綱が新田開発に着手、元禄年間(1688-1704)の検地で北野村として成立、元禄15年には戸数8戸だったといいます。新編武蔵風土記稿では軒数16戸としており、北野稲荷神社は、当地の農民により農耕神として祀られたものと思われます。明治40年野火止の神明神社に合祀されています。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 倉稲魂命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | - |
住所 | 新座市北野2-6 |
備考 | - |
北野稲荷神社の由緒
北野稲荷神社の創建年代等は不詳ながら、寛文年間(1661-1673)に松平伊豆守信綱が新田開発に着手、元禄年間(1688-1704)の検地で北野村として成立、元禄15年には戸数8戸だったといいます。新編武蔵風土記稿では軒数16戸としており、北野稲荷神社は、当地の農民により農耕神として祀られたものと思われます。明治40年野火止の神明神社に合祀されています。
新編武蔵風土記稿による北野稲荷神社の由緒
(北野村)
稲荷社二宇
共に小祠にして西の方にあり、村持(新編武蔵風土記稿より)
「新座市史調査報告書9大和田の民俗」による北野稲荷神社の由緒
稲荷神社
北野の家々で祭っている稲荷神社である。北野の鎮守さまは現在では野火止の神明神社となっているが、もとはこの稲荷神社が北野の鎮守さまであった。野火止の神明神社の方へ氏子として合併されたのは、明治26年生まれの〇〇氏が子供の時分のことだったという。(中略)
この稲荷神社の境内には、庚申塔(延宝8・三猿)・御嶽山大々講記念碑(大正13・昭和11)・稲荷大神再興記念碑・大山阿夫利神社御霊・仙元大菩薩・天照皇両宮大神の石碑・石祠が建立されており、また、竹串にさして杉の葉をはさんだ御嶽神社と榛名神社の祈禱札も立てられている。(「新座市史調査報告書9大和田の民俗」より)
北野稲荷神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿