雷電塚古墳。坂戸市小沼にある旧跡・名所

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雷電塚古墳。6世紀中頃の築造と推測される前方後円墳

雷電塚古墳の概要

雷電塚古墳は、坂戸市小沼にある名所旧跡です。雷電塚古墳は、坂戸市内に7基ある前方後円墳の一つで、6世紀中頃の築造と推測されています。当地周辺には10期の円墳が確認されており、かつては多くの円墳が造られていたのではないかといいます。

雷電塚古墳
雷電塚古墳の概要
旧跡・名所名 雷電塚古墳
みどころ -
区分 旧跡
住所 坂戸市小沼279
備考 -




雷電塚古墳の縁起

雷電塚古墳は、坂戸市内に7基ある前方後円墳の一つで、6世紀中頃の築造と推測されています。当地周辺には10期の円墳が確認されており、かつては多くの円墳が造られていたのではないかといいます。

新編武蔵風土記稿による雷電塚古墳について

(小沼村)
該当記載なし(新編武蔵風土記稿より)

坂戸市・埼玉県掲示による雷電塚古墳について

雷電塚古墳
鍵穴のような形をした、前方後円墳です。古墳時代後期(六世紀中ごろ)に造られたと考えられています。ほかに、いくつもの古墳が近くにあります。古墳の周りを囲む堀の跡からは、埴輪や須恵器の破片が見つかりました。
後円部の墳頂(高さ三・八m)に、「雷電社」があるので雷電塚と名がつきました。
坂戸市内で七期の前方後円墳が確認されていますが、そのうちの一基が雷電塚古墳です。後円部の墳頂に雷電社が祀られているので、雷電塚と呼ばれたそうです。本格的な発掘調査を行っていないので、主体部(人を埋葬した場所)など詳しいころは分かっていません。
古墳の全長は四七m、後円部の直径は二五・五m、高さは三・八mです。西側の前方部と後円部の一部が削られていますが、前方後円墳の形状がよく残っています。
周溝の中からは、円筒埴輪の破片をはじめ、朝顔形埴輪、須恵器などが出土しました。これらの遺物から、古墳を築造した年代は六世紀中ごろと考えられます。また、雷電塚古墳の周辺を調査した結果、これまでに十基の円墳の周溝が発見されました。今は墳丘が削られてしまいましたが、雷電塚古墳の周りには多くの円墳が造られていたと考えられます。(坂戸市教育委員会掲示より)


雷電塚古墳の周辺図


参考資料

  • 「新編武蔵風土記稿」