成就院。坂戸市赤尾にある曹洞宗寺院

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天神山成就院。坂戸市赤尾にある曹洞宗寺院

成就院の概要

曹洞宗寺院の成就院は、天神山と号します。成就院は、赤尾の堂屋敷に祀られていた天満在天神の御神霊に招かれ、太室徹公大和尚が慶長年間(1596-1615)に開創したと伝えられ、龍穏寺第22世鉄心御洲禅師を勧請して開山したといいます。

成就院
成就院の概要
山号 天神山
院号 成就院
寺号 -
本尊 釈迦牟尼仏像
住所 坂戸市赤尾1769
宗派 曹洞宗
葬儀・墓地 -
備考 -



成就院の縁起

成就院は、赤尾の堂屋敷に祀られていた天満在天神の御神霊に招かれ、太室徹公大和尚が慶長年間(1596-1615)に開創したと伝えられ、龍穏寺第22世鉄心御洲禅師を勧請して開山したといいます。

新編武蔵風土記稿による成就院の縁起

(赤尾村)
成就院
禅宗曹洞派、龍ヶ谷龍穏寺末、天神山と號す、本尊釋迦を置、此寺古へは庵にて村の西の方堂屋敷と云所に在りしを、鐵心と云僧一寺となしければ、則鐵心を開山とす、此僧寛文四年七月廿八日寂す、
天神社。三芳野天神と云、土人菅公の廟と呼ぶ、河越城内の天神を擬して祀ると云、神體も五本骨の扇なりしが、近き頃二本を足して、七本骨とし、却て河越城中の神體と異にせりと云、地紙は板にて骨は赤銅をもて作れる、中に小なる銅の佛像を付たり、何佛とも見分難けれど、古き物には非ざるべし、
觀音堂。正觀音を安ず、(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉宗教名鑑」による成就院の縁起

慶長年間に(1596~1615年)に太室徹公大和尚が天満在天神の御神霊に招かれて堂宇を建立したのが、当寺の開創とされている。
寛文年間(1741~44年)に竜穏寺第22世(福井永平寺第29世)鉄心御洲禅師を請して開山とし、それまで聖観世音菩薩を本尊としていたが、釈迦牟尼佛を本尊とするようになり、新たに観音堂を建て聖観世音菩薩を安置している。また鎮守はそのいわれから天満宮を安置した。(「埼玉宗教名鑑」より)


成就院の周辺図


参考資料

  • 「新編武蔵風土記稿」