四日市場滝不動尊。閻魔王を本尊として十王を祀る堂宇
四日市場滝不動尊の概要
四日市場滝不動尊は、坂戸市四日市場にある不動堂です。四日市場滝不動尊は、島野治助氏の寄進により、明和4年(1767)造立の不動尊が当地から西より50mの地に祀られていたといいます。明治末年に大嵐のために埋没してしまったものの、大正3年に発見され当地に奉安され、現在も護持されています。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | - |
本尊 | 不動明王像 |
住所 | 坂戸市四日市場 |
宗派 | |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
四日市場滝不動尊の縁起
四日市場滝不動尊は、島野治助氏の寄進により、明和4年(1767)造立の不動尊が当地から西より50mの地に祀られていたといいます。明治末年に大嵐のために埋没してしまったものの、大正3年に発見され当地に奉安され、現在も護持されています。
新編武蔵風土記稿による四日市場滝不動尊の縁起
(四日市場村)
該当記載なし(新編武蔵風土記稿より)
境内掲示による四日市場滝不動尊の縁起
滝不動(坂戸市四日市場)
四日市場と多和目の中間にあたるこの場所は、昔から「清水のたな」と呼ばれ、崖の上に立つと、遠く秩父の山並みや高麗川の清流が一望できる大変見晴らしの良いところです。ここに、「滝不動」と呼ばれるお不動様がお堂の中に安置されています。滝不動の周りには、冷たくきれいな水がこんこんと湧き出ており、年中涸れることなく流れています。
お不動様は、江戸時代の明和四年(一七六七年)に江戸八丁堀に住む石工の作ったもので、島野治助氏の寄進により建立されたものといわれています。昔、お不動様はここから五十メートル位西の「おふどう山」に祀られていたといいますが、明治末年、大嵐のため、お不動様は土の中に埋没してしまいました。
その後、お不動様は大正三年(一九一四年)に発見され、現在の場所に安置されました。昭和二十七年(一九五二年)には、お不動様が乗っていた石の台座も、サワガニとりに来ていた小学生二人によって見つけられ、併せてここに祀られています。
境内にある桑をお蚕の掃立(幼虫の飼育)に使うと、不思議に眉がよくとれ、御供米をいただき病人に食べさせると、今まで食物が喉を通らなかった病人も食気づくといわれています。
堂内には鉄剣や花などが常時供えられ、出世・進学祈願・安産祈願など霊験あらたかな神様として、今なお信仰の生きていることを示しています。(坂戸市教育委員会掲示より)
四日市場滝不動尊の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」