宗源寺。土屋次郎左衛門昌言が開基
宗源寺の概要
曹洞宗寺院の宗源寺は、金井山と号します。宗源寺は、土屋次郎左衛門昌言(法名宗源院鐡雄禅桂、元和9年1623年卒)が当地に土着した際に開基となり創建、慶安年間(1648-1651)には幕府より寺領5石の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 金井山 |
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院号 | - |
寺号 | 宗源寺 |
住所 | 狭山市笹井2-17-8 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
宗源寺の縁起
宗源寺は、土屋次郎左衛門昌言(法名宗源院鐡雄禅桂、元和9年1623年卒)が当地に土着した際に開基となり創建、慶安年間(1648-1651)には幕府より寺領5石の御朱印状を拝領したといいます。
新編武蔵風土記稿による宗源寺の縁起
(篠井村)宗源寺
金井山と號す、曹洞宗、入間郡越生龍穏寺末寺なり、慶安年中五石の御朱印を賜ふ、本尊釋迦を安ず、開山鶴峯寂年詳ならず、開基は土屋次郎左衛門昌言、法名宗源院鐡雄禅桂、元和九年二月十六日卒す、初め昌言この地に土着せしとき開基せしと云、土屋伊賀守、土屋千之助等の先祖にて墳墓今に存す。(新編武蔵風土記稿より)
宗源寺所蔵の文化財
- 木造宝冠釈迦如来坐像(狭山市指定文化財)
木造宝冠釈迦如来坐像
この像は、当寺の本尊です。口元から少し白い歯をのぞかせているせいか、歯仏とか、微小釈迦如来といわれています。
一般に、釈迦像は螺髪に肉髺をつけた姿でありますが、この像は、結髪して、宝冠、瓔珞をつけた菩薩像のようであり、法界定印で、瞑想の形です。光背は、透かし彫りで、下方の両脇に迦陵頻、上法の両脇に二人の天女が楽を奏する浮き彫り像がつけられています。蓮華座の花弁は、一枚一枚が別に彫られており、総体金箔押しの誠に優美、繊細な像となっています。
本堂改築のとき発見された棟札によりますと、今からおよそ二百五十年前の宝暦十二年(1762)四月八日に奉安されたことがわかります。(狭山市教育委員会・狭山市文化財保護審議会掲示より)
宗源寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿