青柳八坂神社。葛西用水の上流から流れ来た神輿を奉斎
青柳八坂神社の概要
青柳八坂神社は、草加市青柳にある八坂神社です。青柳八坂神社の創建年代は不詳ですが、葛西用水の上流から神輿が流れて来たので、それを青柳村根郷の人が拾い上げて祀ったといいます。
社号 | 八坂神社 |
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祭神 | 大己貴命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | - |
住所 | 草加市青柳4-35-1 |
備考 | - |
青柳八坂神社の由緒
青柳八坂神社の創建年代は不詳ですが、葛西用水の上流から神輿が流れて来たので、それを青柳村根郷の人が拾い上げて祀ったといいます。
「埼玉の神社」による青柳八坂神社の由緒
葛西用水の右岸に鎮座する当社は、「天王様」の通称で親しまれている。その創建の時期は定かではないが、口碑によれば、昔、葛西用水の上流から神輿が流れて来たので、それを根郷の人が拾い上げ、修理を施して祀ったのが当社であるという。ちなみに、根郷は、青柳に古くからある組の一つで、当社の境内は、この根郷のほぼ中央にある。
根郷は、上・出戸と共に久伊豆神社の氏子区域でもあるが、久伊豆神社には以前から神輿があり、根郷に神輿が流れて来るまではその神輿が根郷にも渡御していた。それが、当社が創建されたことによって上・出戸では従来通り久伊豆神社の神輿を担ぎ、根郷では単独で流れて来た神輿を担ぐようになった。したがって、神輿渡御の途中、当社の神輿が久伊豆神社に寄って境内で激しく揉むのは、根郷の人々が同社を古くからの青柳村の鎮守として崇めている証と言えよう。また、この両方の神輿渡御は一年ずらして行われており、相互に見物できるようになっている。
一方で、青柳の中でも、八幡神社の氏子区域であった山谷と志茂には神輿がなかったため、いつのころからか、隣接する根郷の神輿が山谷と志茂にも渡御するようになった。こうして当社は根郷・山谷・志茂の三組で祀るようになり、小規模な無格社であったにもかかわらずその信仰が厚かったため、明治期の合祀の対象にもならなかった。(「埼玉の神社」より)
青柳八坂神社の周辺図