谷口稲荷神社。旧惣右衛門村の鎮守
谷口稲荷神社の概要
谷口稲荷神社は、戸田市笹目にある神社です。谷口稲荷神社の創建年代等は不詳ながら、旧惣右衛門村の鎮守社だったといい、享保5年(1720)には正一位の神位を授けられたといいます。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | - |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | - |
住所 | 戸田市笹目1-8-13 |
備考 | - |
谷口稲荷神社の由緒
谷口稲荷神社の創建年代等は不詳ながら、旧惣右衛門村の鎮守社だったといい、享保5年(1720)には正一位の神位を授けられたといいます。
新編武蔵風土記稿による谷口稲荷神社の由緒
(惣右衛門村)稲荷社
村の鎮守なり、本地住一面観音を安ず、眞福寺の持(新編武蔵風土記稿より)
戸田市教育委員会掲示による谷口稲荷神社の由緒
谷口の稲荷社
創立は不明ですが、惣右衛門地区の鎮守として古くから崇められています。享保五年(一七二〇)には、正一位の神位を授けられているといわれます。
祭礼は二月の初午の他に春祈祷(三月二十五日に近い日曜日)と夏祈祷(七月十七日に近い日曜日)が行われ、夏祈祷では百万遍の念仏が行われます。この行事は、拝殿に氏子が集まり、まず神主のお祓いや祝詞奏上を行ない、病気平癒・疫病退散を祈ります。その後境内で数十人の氏子が大きな数珠を持ち、直径数メートルの輪をつくり、中心に音頭をとる鉦を置き、その鉦に合わせて皆で「南無阿弥陀仏」と唱えながら一顆ずつ数珠を繰ってゆくものです。
昔は境内でひととおり終ると惣右衛門の旧家を回って庭で百万遍を行ない、最後に真福寺の「不動さま」の前で行なっていましたが、現在では、旧家を回ることはしていません。
本殿は天保九年(一八三八)に再建され、平成十三年に改築されました。また、境内には宝暦五年(一七五五)の庚申塔や嘉永五年(一八五二)の幟立石、力石があります。(戸田市教育委員会掲示より)
谷口稲荷神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿