亀の甲の馬頭観音。慶応元年に造立された道標を兼ねた石塔
亀の甲の馬頭観音の概要
亀の甲の馬頭観音は、比企郡吉見町久米田にある名所旧跡です。亀の甲の馬頭観音は、馬を供養する馬頭観音塔で、下吉見講中が中心となり計30ヶ村の人々の助力により、慶応元年(1865)に造立されたもので、道標を兼ねた石塔です。
旧跡・名所名 | 亀の甲の馬頭観音 |
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区分 | - |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 比企郡吉見町久米田 |
備考 | - |
亀の甲の馬頭観音の縁起
亀の甲の馬頭観音は、馬を供養する馬頭観音塔で、下吉見講中が中心となり計30ヶ村の人々の助力により、慶応元年(1865)に造立されたもので、道標を兼ねた石塔です。
吉見町・埼玉県掲示による亀の甲の馬頭観音について
亀の甲の馬頭観音
馬が農耕や運搬に欠くことのできない時代には、各地に馬頭観音講中があり、馬の無病息災を祈ったり、死馬の供養を行なったりしていた。
この馬頭観世音は、付近の各地区の講中の総意によって、慶応元年(一八六五年)に造立された文字塔である。
台石正面には「下吉見講中」とあり、他の三方には地元世話人と、各村々の世話人、更には、流川村中、久米田村中、柚沢村中、根古屋村中、土丸村中という講中名が刻まれ、続いて三十ヶ村の村名と助力者の氏名が、下段基礎部に刻まれている。
塔身裏面には「北かうのすへ二り」右側面には「東おけ川へ三り」左側面には「西まつ山へ一り」とあり、道しるべにもなっている。(吉見町・埼玉県掲示より)
亀の甲の馬頭観音の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」