和名埴輪窯跡群。埴輪を製造していた窯跡
和名埴輪窯跡群の概要
和名埴輪窯跡群は、比企郡吉見町和名にある名所旧跡です。和名埴輪窯跡群は、和名沼の北側斜面一帯に発見されている窯跡群で、昭和49年・62年の発掘調査で5基の窯跡が確認されています。数多くの埴輪が発見されていることから、古墳時代に古墳周囲に設置された埴輪を製造していた窯跡です。
旧跡・名所名 | 和名埴輪窯跡群 |
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区分 | - |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 比企郡吉見町和名 |
備考 | - |
和名埴輪窯跡群の縁起
和名埴輪窯跡群は、和名沼の北側斜面一帯に発見されている窯跡群で、昭和49年・62年の発掘調査で5基の窯跡が確認されています。数多くの埴輪が発見されていることから、古墳時代に古墳周囲に設置された埴輪を製造していた窯跡です。
吉見町教育委員会掲示による和名埴輪窯跡群について
和名埴輪窯跡群
古くから、ここ和名沼の北側斜面一帯は、多くの埴輪が発見されることで知られていました。昭和四十九年に行われた発掘調査では四基の埴輪を焼いた登り窯の跡が見つかっています。昭和六十二年にはさらに一基の窯跡があることが確かめられ、そのままこの場所に遺されています。これら以外にもたくさんの登り窯跡があると考えられており、県内有数の埴輪窯跡群のひとつです。
埴輪は、今からおよそ一六〇〇年前から一二〇〇年前頃まで続いた古墳時代の豪族の墓である古墳の廻りに設置されたものです。
ここで焼かれた埴輪には、人物、馬などの形象埴輪や円筒埴輪があり、近くの久米田古墳群をはじめとする吉見丘陵や、岩鼻古墳群などの松山台地上に造られた多くの古墳に設置するために生産されたと考えられます。(吉見町教育委員会掲示より)
和名埴輪窯跡群の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」