江戸六阿弥陀の案内
江戸六阿弥陀の概要
江戸六阿弥陀は、行基菩薩が一夜の内に一本の木から六体の阿弥陀仏を刻み上げた阿弥陀仏だといい、阿弥陀仏作成を依頼した長者が六ヶ所に寺を建立、六体の阿弥陀仏を一体ずつ安置したと言われています。六阿弥陀と称していますが、木余り・木残りの2仏を加えた8阿弥陀を巡礼、江戸時代中期から大流行した巡礼です。
「江戸・東京札所事典」による江戸六阿弥陀の由緒
六阿弥陀伝記延宝三年(一六七五)には六ケ寺の寺名なし。江戸惣鹿ノ子元禄三年(一六九〇)末木観音は享保十一年(一七二六)木余り如来は天明二年(一七八一)が初出。六阿弥陀には、江戸という冠称は当初はなかったが後に他と区別するためにつけられる。(「江戸・東京札所事典」より)
江戸六阿弥陀一覧
1番西福寺(北区豊島)
西方浄土に生まれ出る福徳利益を授ける寺院
2番恵明寺(旧延命院・足立区江北)
家内安全・息災延命の御利益を授ける寺院
3番無量寺(北区西ケ原)
福寿無量に諸願を成就させる寺院
4番与楽寺(北区田端)
我ら一切の者に安楽を与える寺院
5番常楽院(※旧下谷広小路)
常に一家和楽の福徳を授ける寺院
6番常光寺(江東区亀戸)
未来は常に光明を放つ身を得させる寺院
木余性翁寺(足立区扇)
(詠歌なし)
木残昌林寺(北区西ヶ原)
(詠歌なし)
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