雙修山心行寺|深川七福神の福禄寿
心行寺の概要
浄土宗寺院の心行寺は、雙修山養源院と号します。心行寺は、光蓮社団誉一露屋道が開山、吉川監物殿内室(法名養源院殿正誉見心大姉)が開基となり、元和2年(1616)八丁堀に創建、寛永10年(1633)当地に移転したといいます。深川七福神の福禄寿として親しまれています。
山号 | 雙修山 |
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院号 | 養源院 |
寺号 | 心行寺 |
住所 | 江東区深川2-16-7 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 深川七福神の福禄寿 |
※御朱印画像はいけみずさんよりの寄贈
心行寺の縁起
心行寺は、光蓮社団誉一露屋道が開山、吉川監物殿内室(法名養源院殿正誉見心大姉)が開基となり、元和2年(1616)八丁堀に創建、寛永10年(1633)当地に移転したといいます。
御府内寺社備考による心行寺の縁起
増上寺末 深川寺町
雙修山養源院心行寺、境内拝領地千七百六十四坪
起立之儀者元和二辰年八丁堀町起立仕所御用地ニ相成寛永十酉年只今之場所に替地に相成候。
開山光蓮社団誉一露屋道和尚正保元申年九月十四日寂。
開山吉川監物殿内室養源院殿正誉見心大姉承応三年十八日卒。
本堂、間口八間余奥行九間半。本尊阿弥陀如来、木坐像丈二尺九寸恵心僧都作。左右観音、勢至、各木坐像丈二尺三寸五分。善導大師、木坐像丈一尺一寸五分関山屋道上人作。円光大師、木坐像丈一尺一寸記主上人作。法体多聞天、木立像丈三尺五寸定朝作。後堂釋尊、唐渡銅坐像丈三寸。開山之像、木像丈二尺。地蔵尊、木立像丈一尺三寸位牌壇ニ安置。内佛本尊薦包如来、木立像丈二尺二寸安阿弥作(中略)。
鐘楼。鐘。
鎮守弁天社、方九尺江戸百社之内。神体木座像、丈三寸傳教大師作。
地蔵堂二間ニ二間半。拝殿方二間。地蔵菩薩、木坐像丈二尺七寸弘法大師作。前立地蔵尊、木坐像丈二尺二寸開山屋道上人作。山越弥陀、木立像丈七寸六分恵心僧都作。千手観音、木立像丈一寸恵心僧都作。
寮舎。影窓院。正壽院。
客殿、三間ニ四間半。本尊阿弥陀如来、木座像恵心僧都作。
以上戊子書上(御府内寺社備考より)
御府内寺社備考による心行寺の縁起
心行寺
双修山養源院と号し、元和二年(1616)、京橋八丁堀寺町に創立、開山は観智国師の高弟光誉蓮社団誉一路屋道上人、開基は岩国城主吉川堅物の室養源院殿。寛永一〇年(1633)、現在地に移転したという。深川七福神の一つ、福禄寿が祀られる(「浄土宗心行寺」)。(江東区の民俗深川編より)
心行寺所蔵の文化財
- 絹本着色当麻曼荼羅図(江東区登録文化財)
- 石造地蔵菩薩立像(影窓院地蔵)(江東区登録文化財)
- 木造阿弥陀如来立像(江東区登録文化財)
- 銅造阿弥陀如来坐像(江東区登録文化財)
- 木造観音・勢至菩薩立像(江東区登録文化財)
- 銅製伏鉦 宝暦7年在銘(江東区登録文化財)
- 銅鐘 宝暦3年在銘(江東区登録文化財)
- 露柱庵富水句碑(江東区登録文化財)
- 供養塔(残欠) 元亨4年在銘(江東区登録文化財)
- 五世鶴屋南北墓(江東区登録文化財)
- 二軒茶屋松本墓(江東区登録文化財)
- 養源院墓(江東区登録文化財)
- 工藤平助墓 附工藤丈庵墓(江東区登録文化財)
- 川口忠七・直墓(江東区登録文化財)
- 伴伝兵衛店墓地(江東区登録文化財)
心行寺の周辺図