領家太子堂。上尾市領家にある天台宗寺院
領家太子堂の概要
天台宗寺院の領家太子堂は、上尾市領家にある太子堂です。領家太子堂の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「太子堂。畔吉村徳星寺の持」とあります。太子堂の南東部にあった観音堂から如意輪観音を太子堂に移設しています。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 太子堂 |
住所 | 上尾市領家 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
領家太子堂の縁起
領家太子堂の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「太子堂。畔吉村徳星寺の持」とあります。太子堂の南東部にあった観音堂から如意輪観音を太子堂に移設しています。
新編武蔵風土記稿による領家太子堂の縁起
(領家村)太子堂
畔吉村徳星寺の持。
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観音堂
一は馬頭観音を安ず、一は如意輪観音を置り、共に村民持。 (新編武蔵風土記稿より)
「上尾市史別編民俗」による領家太子堂の縁起
堂庵としては、太子堂と椿堂がある。太子堂は、聖徳太子を本尊とする堂で、『風土記稿』では「徳星寺ノ持」とある。堂内には、如意輪観音もあり、これは、昔、太子堂の南東部にあった観音堂から移したものといわれる。『風土記稿』にある観音堂二宇のうち、一宇は「如意輪観音ヲ置リ」とあることから、この堂とみられる。太子堂では、太子様の縁日を三月二日、観音様の縁日を八月一〇日にそれぞれ行っている。また、太子堂には墓地があり、領家南組の家の墓がある。(「上尾市史別編民俗」より)
領家太子堂の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 「上尾市史別編民俗」