龍澤山大仙寺。志木市上宗岡にある曹洞宗寺院
大仙寺の概要
曹洞宗寺院の大仙寺は、龍澤山と号します。大仙寺は、大久保領家大泉院第五世喜翁良悦大和尚が開山となり弘治2年(1556)創建したといいます。
山号 | 龍澤山 |
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院号 | - |
寺号 | 大仙寺 |
本尊 | 釈迦牟尼佛像 |
住所 | 志木市上宗岡2-7-45 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
大仙寺の縁起
大仙寺は、大久保領家大泉院第五世喜翁良悦大和尚が開山となり弘治2年(1556)創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による大仙寺の縁起
(宗岡村)大仙寺
禅宗曹洞派、龍澤山と號す、足立郡植田谷領領家村大泉院の末、開山喜翁良悦天正十七年九月五日寂せり、本尊釈迦を安ず。
鐘楼。宝暦七年に鋳たる鐘にて、銘文は事実に渉れることなければ載せず。
白山社(新編武蔵風土記稿より)
志木市教育委員会掲示による大仙寺の縁起
正式には龍澤山大仙寺と称し、荒川の対岸にある曹洞宗大泉院(浦和市大久保領家)の第五世であった喜翁良悦大和尚が開山となり弘治二年(一五五六)二月に創建されたといわれています。
この寺で特筆すべきことは、昭和四十九年の本堂改修の際に棟木銘が発見されたことです。
後から出現する棟札(建物の棟上げの際に建物名・日付・檀那・行事・大工等を記して棟木に打ちつけた板。棟木に直接記入された場合は棟木銘という)と同様の役割を持つ棟木銘は、棟札よりも古い時期から使用されていましたが、上棟寸前に工事現場でも取り付けられるという簡単で便利な点から、棟札の方が多く用いられるようになりました。室町時代後期には棟木銘は消滅したと見られているだけに、寛政六年(一七九四)の再建にこの棟木銘が用いられたことは、弘治二年の創建時の建築方法を忠実に守ったものとして注目されています。(志木市教育委員会掲示より)
大仙寺の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」