飯塚招木古墳群89号墳。道路敷設に際して取り壊された古墳
飯塚招木古墳群89号墳の概要
飯塚招木古墳群89号墳は、秩父市寺尾にある名所旧跡です。飯塚招木古墳群89号墳は、飯塚・招木古墳群の一つで、招木古墳通り敷設に際して取り壊された七基の古墳の一基です。道路敷設に際して発掘調査が行われ、飯塚招木古墳群89号墳は7世紀~8世紀初頭の造立と推定され、出土品は少なかったものの、復旧の希望から昭和56年に復元されています。
旧跡・名所名 | 飯塚招木古墳群89号墳 |
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みどころ | 史跡 |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 秩父市寺尾 |
備考 | - |
飯塚招木古墳群89号墳の縁起
飯塚招木古墳群89号墳は、飯塚・招木古墳群の一つで、招木古墳通り敷設に際して取り壊された七基の古墳の一基です。道路敷設に際して発掘調査が行われ、飯塚招木古墳群89号墳は7世紀~8世紀初頭の造立と推定され、出土品は少なかったものの、復旧の希望から昭和56年に復元されています。
境内掲示による飯塚招木古墳群89号墳について
飯塚招木古墳群89号墳
古墳復元について
一、発掘復元の事情
飯塚市招木地区は国道への連絡がきわめて不便で、この地に道路を敷設することは地区発展にきわめて重要でした。しかし、たまたま古墳群所在地のため発掘調査を必要としたものです。
発掘調査に当り文化財保護と鎮魂の立場より後日復旧の希望があり、今回実現をみたものであります。
二、復元古墳の規模・構造
復元された89号墳は市道道路敷にあった七基中の一基で、長・短径約11米、高2.5米、玄室長2.6米、羨道長2.4米、石材は羨道部は俗称真石、玄室部は砂岩室の平石を用い持送り式、棺床礫を床にしき、閉塞施設は真石を積み上げています。
三、出土品
人骨片・土師・須恵器片・蔵骨器・鉄鏃・刀子等・僅かであります。
四、仕様
復元は原形を目標とし、破壊部分は推定復元を行なった。この復元古墳によりこの地の古墳の携帯・構造の大体を把握することが出来ます。この地の古墳は七世紀から八世紀初頭営造と推定されます。(秩父市教育委員会掲示より)
飯塚招木古墳群89号墳の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」