倶利伽羅不動堂。東松山市上野本にある寺院
倶利伽羅不動堂の概要
倶利伽羅不動堂は、東松山市上野本(字中妻)にある堂宇です。倶利伽羅不動堂創建年代等は不詳ながら、寛保2年(1742)に堀井荒四郎が開発した(旧称)野本新田の不動沼ほとりにあり、降雨祈願の対象として信仰されて、倶利伽羅不動尊像は東松山市文化財に指定されています。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | - |
本尊 | 倶利伽羅不動尊像 |
住所 | 東松山市上野本1959 |
宗派 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
倶利伽羅不動堂の縁起
倶利伽羅不動堂創建年代等は不詳ながら、寛保2年(1742)に堀井荒四郎が開発した(旧称)野本新田の不動沼ほとりにあり、降雨祈願の対象として信仰されています。
新編武蔵風土記稿による倶利伽羅不動堂の縁起
(野本新田)
該当記載なし(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による倶利伽羅不動堂の縁起
氷川神社<東松山市上野本五二〇(上野本字宮後)>
新田には、倶利伽羅不動が祀られており、その側にはこんこんと湧く泉がある。ここから流れ出る水を住民は「たき」と呼んでおり、日照りの時には、この倶利伽羅不動の像を「たき」に入れて祈願すれば雨が降るといわれている。(「埼玉の神社」より)
倶利伽羅不動堂所蔵の文化財
- 倶利伽羅不動尊(市指定有形文化財)
倶利伽羅不動尊
躍動する胴体をもった黒竜が利剣にからみ、その利剣を剣先から呑みこもうとしています。その左かたには鋭い爪を持った竜の手が、宝珠をわしづかみにしています。これが倶利伽羅不動尊であります。
倶利伽羅とは、インドの伝承で頭に半月を戴く、黒褐色の竜王であるといわれています。
倶利伽羅不動尊は、滝口や清水の湧出する水辺などに祀られることから、水神として造像されるものが多く、他に不動信仰に基づいたものがある。
この倶利伽羅不動尊は、高さ九十cm、幅三十三cm、厚さ二十二cmの大きさで、造像された年代は不明ですが、江戸時代の作であろう。また、清水のところに祀られていることから、水神として造立されたものであろう。(東松山市教育委員会掲示より)
倶利伽羅不動堂の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」