上福岡八雲神社。昭和5年に創建
上福岡八雲神社の概要
上福岡八雲神社は、ふじみ野市福岡にある八雲神社です。上福岡八雲神社は、東武東上線の開通に伴い周辺の開発が進んだものの、長宮氷川神社から遠いことから、昭和5年に長宮氷川神社から須佐之男命を分霊して創建したといいます。
社号 | 八雲神社 |
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祭神 | 須佐之男命 |
相殿 | - |
境内社 | 恵比寿・大黒様 |
祭日 | - |
住所 | ふじみ野市福岡1-7 |
備考 | - |
上福岡八雲神社の由緒
上福岡八雲神社は、東武東上線の開通に伴い周辺の開発が進んだものの、長宮氷川神社から遠いことから、昭和5年に長宮氷川神社から須佐之男命を分霊して創建したといいます。
「埼玉の神社」による上福岡八雲神社の由緒
八雲神社<上福岡市上福岡一-七(福岡二一五一)>
当社の鎮座する上福岡一丁目は、東武東上線上福岡駅の東口に当たり、大手スーパーをはじめ各種店舗や銀行の支店が軒を並べる繁華街であるが、昭和三〇年代までは畑地が続き、上毛三山(筑波山・赤城山・妙義山)とはじめ、秩父・丹沢などの山々を一望にできた。
当初は川越市古谷・渋井・古市場・久下戸・並木・小中居の耕作地となっていたが、東上線開通に伴い、これらの地区から分家が出され、大正末期には約二〇戸が駅周辺に点在するようになった。当時は長宮氷川神社の氏子であったため、当地へも天王様の日に同社の神輿が回ってきていたが、長宮氷川神社まで遠いことから新たに鎮守を祀る機運が生じた。昭和五年、この辺りの地主であった梶原家による土地の貸与を機に、長宮氷川神社から須佐之男命を分霊し、内田清三郎・土屋政作・星野重一・富田昇・望月正司・押田平次郎らが中心となって当社を建立した。昭和二三年社地は梶原家の好意で当社に譲渡された。
昭和三七年、社殿の老朽化に伴い上福岡駅周辺の家々から寄附を集め社殿を新築し、旧社殿は手が加えられ神輿庫として使われるようになった。神輿は当社が創建された翌年の昭和六年新調された子供用である。また、これに合わせて境内整備と植樹が行われ、現在ではこの辺りで唯一の緑地となっている。(「埼玉の神社」より)
上福岡八雲神社の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)