駒林地蔵堂。ふじみ野市指定文化財の地蔵菩薩坐像
駒林地蔵堂の概要
駒林地蔵堂は、ふじみ野市駒林元町にある堂庵です。地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、江戸期には安楽寺が管理、本尊の地蔵菩薩坐像はふじみ野市文化財に指定されています。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | - |
本尊 | 地蔵菩薩像 |
住所 | ふじみ野市駒林元町1-3 |
宗派 | |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
駒林地蔵堂の縁起
地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、江戸期には安楽寺が管理、本尊の地蔵菩薩坐像はふじみ野市文化財に指定されています。
新編武蔵風土記稿による地蔵堂の縁起
(駒林村)
地蔵堂
本尊は作佛とのみ傳へて、作者の名は詳にせず、安楽寺の持、(新編武蔵風土記稿より)
上福岡市史資料編による地蔵堂の縁起
地蔵堂
駒林地区の西方に位置し、通称「西の寮」と呼ばれる堂と墓地がある。明治末期ごろまでは、墓地に入った左手に、大人三人がかりでないとかかえきれないほどの大松があったという。地蔵堂の開帳はなく、年に一度、春の彼岸の中日に世話人が寄って維持費の整理をしていたのみという。
昭和四六年にカヤプキ屋根の堂を取り壊して新堂を建立した。堂内には本尊の地蔵菩薩坐像(市指定文化財)が安置されている。『風土記稿』には寸尊像は、作仏とのみ伝えて、作者の名を詳にせず、安楽寺持」とある。
この堂内に地蔵の他、弘法大師坐像を安置している。これは元禄一三年(一七〇〇)に相模国の国分寺妙覚院の僧を導師に仰ぎ、大師像を造立したもので、いつのころからか当地の地蔵堂に移されたものである。(上福岡市史資料編より)
駒林地蔵堂の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 上福岡市史資料編