大翁山三高院。深谷城主松平源七郎康直が開基
三高院の概要
浄土宗寺院の三高院は、大翁山浄安寺と号します。三高院は、廣蓮社天誉立光(文禄4年1595年寂)が開山、徳川家康関東入国後に深谷城主となった松平源七郎康直(文禄2年1593年寂)が開基となり創建したといいます。三高院境内には、松平源七郎康直の墓があります。
山号 | 大翁山 |
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院号 | 三高院 |
寺号 | 浄安寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 深谷市本住町8-34 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
三高院の縁起
三高院は、廣蓮社天誉立光(文禄4年1595年寂)が開山、徳川家康関東入国後に深谷城主となった松平源七郎康直(文禄2年1593年寂)が開基となり創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による三高院の縁起
(深谷宿)三高院
同宗(浄土宗)、西運寺末、大翁山浄安寺と号す。開山は廣蓮社天誉立光にて、松平源七郎康直開基す。康直は長澤松平氏下野守康忠の子にして、御入国の後当所を領し、文禄二年十月二十九日卒し、嗣子なきを以て断家となれり。立光は文禄四年十月二十七日弱す。本尊弥陀を安置す。此弥陀は有馬玄蕃頭豊氏の寄進せし所なり。其故は開基康直の女父の没後、外戚本多豊後守康重に養はれて、玄蕃頭豊氏の妻となりしかば、後に寄進ありしといへり。
地蔵堂。松平康直墓。五輪の塔なり。三高院殿大翁浄安大居士、文禄二年十月二十九日と銘す。(新編武蔵風土記稿より)
三高院所蔵の文化財
- 三高院文書(深谷市指定文化財)
- 松平源七郎康直墓(深谷市指定文化財)
三高院の周辺図