白山姫神社。埼玉古墳群の北端白山古墳に鎮座
白山姫神社の概要
白山姫神社の創建年代や由緒については不詳ですが、当地名行田市長野字白山の地名由来となっている神社で、江戸時代には白山社と称していました。白山姫神社は、白山古墳の上に鎮座しており、白山古墳は、埼玉古墳群の北端であると考えられています。
社号 | 白山姫神社 |
---|---|
祭神 | 大己貴命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | - |
住所 | 行田市長野5959 |
備考 | 白山古墳、もと別当寺:明王院 |
白山姫神社の由緒
白山姫神社の創建年代や由緒については不詳ですが、当地名行田市長野字白山の地名由来となっている神社で、江戸時代には白山社と称していました。
新編武蔵風土記稿による白山姫神社の由緒
白山社
明王院持。(新編武蔵風土記稿より)
白山姫神社所蔵の文化財
- 白山古墳
白山古墳
この古墳は、埼玉古墳群の北端に位置する直径約50m、高さ5.7mの円墳です。墳丘の一部に白山姫神社がまつられていて、その東側に横穴式石室の奥壁と思われる緑泥片岩が露出しています。また、社殿前の石段右手に積まれている人頭大の角閃石安山岩も、石室の壁材であると言われています。
発掘調査が行われていないため、不明な点が多い古墳ですが、7世紀前半頃の築造と推測されており、埼玉古墳群終末期に位置する古墳であると考えられています。
7世紀前半としては卓越した規模の古墳で、埼玉古墳群の最高首長墓の変遷と、古墳群の終焉を考える上で、非常に重要な古墳であると思われます。(行田市教育委員会掲示より)
白山姫神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)