関根神社。旧称稲荷社
関根神社の概要
関根神社は行田市関根にある神社です。関根神社の創建年代や由緒については不詳ですが、稲荷社と称していたといいます。明治40年字野中の村社日枝神社・無格社白山神社を合祀、神社・塞神社・道祖神社・厳島社・姫宮社・金刀比羅社の石祠を境内末社として遷座、関根神社と改号したといいます。
社号 | 関根神社 |
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祭神 | 倉稲魂命 |
相殿 | 菊理姫命・伊弉諾命・伊弉冉命・大山咋命 |
境内社 | 稲荷社、姫宮社、仙元社、金毘羅社、天神社 |
祭日 | - |
住所 | 行田市関根365 |
備考 | - |
関根神社の由緒
関根神社の創建年代や由緒については不詳ですが、稲荷社と称していたといいます。明治40年字野中の村社日枝神社・無格社白山神社を合祀、天神社・塞神社・道祖神社・厳島社・姫宮社・金刀比羅社の石祠を境内末社として遷座、関根神社と改号したといいます。
新編武蔵風土記稿による関根神社の由緒
(関根村)
山王社
村の鎮守なり。村持。下同じ。
稲荷社(新編武蔵風土記稿より)
埼玉県神社庁「埼玉の神社」による関根神社の由緒
鎮座地関根は利根川から水を引いて、県南部の農地を潤す見沼代用水の北岸に開けた所で、地名は用水の堰に由来している。神社は用水堤脇、耕作地を一望する新田の地に鎮座する。
「風土記稿」によれば、当社は稲荷社と呼ばれ倉稲魂命を祀り、境内社として天王社を祀っていた。明治四〇年、字野中の村社日枝神社・無格社白山神社を本殿へ合祀し、更に天神社・塞神社・道祖神社・厳島社・姫宮社・金刀比羅社の石祠を境内末社として合祀し、社号を関根神社と改めた。この合祀の折、村社をどの社にするかでもめ、結局村民の投票で決めたと伝えられる。
主祭神は倉稲魂命で、合祀神は菊理姫命・伊弉諾命・伊弉冉命・大山咋命であり、内陣に白狐の背に立ち、右手に鎌、左手に稲藁を持つ稲荷大明神像と大山咋命の座像を安置している。
現在の本殿は、元は水深村大字下高柳(現加須市水深)の住吉神社のもので、同社が八坂神社へ合祀されたため不用になり、四五円で本殿及びその附属品一式を譲り受けた。また、拝殿・幣殿も明治四〇年村社にふさわしいものに新築された。(埼玉県神社庁「埼玉の神社」より)
関根神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)