小見真観寺古墳。国史跡、七世紀前半築造の前方後円墳
小見真観寺古墳の概要
小見真観寺古墳は、行田市小見にある名所旧跡です。小見真観寺古墳は、全長112mの前方後円墳で、国史跡に指定されています。明治13年に発掘調査された副葬品から、七世紀前半の築造と考えられ、埼玉古墳群に後続する首長墓だろうと推定されています。
名称 | 小見真観寺古墳 |
---|---|
見どころ | 国指定史跡古墳 |
入場時間 | - |
入場料 | 無料 |
住所 | 行田市小見1124 |
備考 | - |
小見真観寺古墳の由来
小見真観寺古墳は、全長112mの前方後円墳で、国史跡に指定されています。明治13年に発掘調査された副葬品から、七世紀前半の築造と考えられ、埼玉古墳群に後続する首長墓だろうと推定されています。
埼玉県教育委員会・行田市教育委員会掲示による小見小見真観寺古墳について
この古墳は、小見古墳群に属する前方後円墳で、星川の右岸の低台地上に立地している。
現存の墳丘の大きさは、全長112mである。埋葬施設は後円部と鞍部付近に緑泥片岩の一枚石を組み合わせた二ヶ所の横穴式石室がある。後円部の石室は寛永11年(1643)に発見され、前・後室よりなっている。
鞍部の石室は、後室のみが現存するが、前室については明らかではない。この石室は明治13年に発掘調査され、衡角付冑、桂甲小札、鉄鏃、金環、頭稚太刀、圭頭太刀、刀子、蓋付有脚銅鋺等の副葬品が出土している。出土品は、東京国立博物館に収蔵・展示されている。
これらの副葬品から、この古墳は七世紀前半に築造されたと考えられるが、鞍部石室はやや遅れて造られた可能性がある。
前方後円墳としては最も新しいものであり、埼玉古墳群に後続する首長墓として重要である。(埼玉県教育委員会・行田市教育委員会掲示より)
小見真観寺古墳の周辺図