原市場白髭神社。飯能市原市場の神社

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原市場白髭神社。高麗人が入植した際に祀った社

原市場白髭神社の概要

原市場白髭神社は、飯能市原市場にある神社です。原市場白髭神社は、高麗人が高麗郷に霊亀2年(716)入植、入植後に各地に祀った白鬚神社の一つと推定されます。明治維新後の社格制定に際して村社に列格していました。

原市場白髭神社
原市場白髭神社の概要
社号 白髭神社
祭神 猿田彦命、大山咋命
相殿 -
境内社 稲荷社
祭日 例祭4月19日
住所 飯能市大字原市場570
備考 -



原市場白髭神社の由緒

原市場白髭神社は、高麗人が高麗郷に霊亀2年(716)入植、入植後に各地に祀った白鬚神社の一つと推定されます。明治維新後の社格制定に際して村社に列格していました。

新編武蔵風土記稿による原市場白髭神社の由緒

(原市場村)
白髭社
當村の内二十二軒の鎮守なり、例祭九月十九日、本山修験、本蔵寺の持、(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による原市場白髭神社の由緒

白髭神社<飯能市原市場五七〇-イ(原市場字宮ノ脇)>
当地は、入間川上流部と中藤川との合流点に位置する。地名は、古く、この地に市場が開かれたことに由来するという。
由緒は『明細帳』に「当社ハ霊亀二丙辰年本邦来居ノ高麗人ヲ当地ヘ移サレ高麗郡ト号セキトキ高麗人尊信セル猿田彦大神ヲ郡内二八ヶ所ニ祭祀シ白鬚大明神ト称セシ其一ナリト云フ蓋シ確乎タル証拠ナシト雖モ現今存在セル本社ハ創立後再営ノ由ナレドモ文亀永応以前ノ造営物ト見ユ又古社タルヲ表スニ足レリ」とある。
明治五年に村社となり、同四一年には大字同字愛久保の日枝神社を合祀したが、社殿はそのまま残された。
主祭神は猿田彦命である。一間社流造りの本殿には、像高二一・五センチメートルの白鬚神像、全長二二センチメートルと八センチメートルの単頭石棒二本、全長四七センチメートルの無頭石棒一本、直径一四センチメートルと一二センチメートルの石玉二個及び寛政五年の「白鬚大明神」の社号額を安置する。
境内末社の厳島神社は『明細帳』に「当社ハ貫文年間当村故土屋興兵エ土屋半左エ門大野清左エ門の三氏ニテ祭祀セシモノト雖モ創立年月ヲ詳ニセス」とある。
祀職は、本山派修験本蔵寺(篠井村観音堂配下)が別当を務めたが、神仏分離により復飾して神職となって宮原姓を名乗り、以後、同家が代々継いでおり、現在は義雄である。(「埼玉の神社」より)

飯能市史資料編による原市場白髭神社の由緒

白髭神社(大字原市場字宮ノ脇570番地イ)
創建年月日は、はっきりしないが、神社誌、明細帳などによれば、当社は霊亀2年(716)高麗人を当地に移し高麗郡と称した頃、高麗人の尊崇した猿田彦大神を郡内28ヶ所に配祀し、白鬚大明神と称したそうで、当社もその1社であるという。しかし確かな証拠はない。
明治5年村社に列し、同41年2月愛久保の日枝神社を合祀した。(飯能市史資料編より)


原市場白髭神社所蔵の文化財

  • 若山牧水歌碑

原市場白髭神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「埼玉の神社」
  • 「飯能市史資料編Ⅳ社寺教会」