東光寺。入比板東三十三所観音霊場
東光寺の概要
真言宗智山派寺院の東光寺は、医王山薬王院と号します。東光寺の創建年代等は不詳ながら、僧境智(宝暦10年1760年寂)が法流開山したといいます。入比板東三十三所観音霊場16番です。
山号 | 医王山 |
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院号 | 薬王院 |
寺号 | 東光寺 |
本尊 | 十一面觀音像 |
住所 | 比企郡鳩山町竹本807 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東光寺の縁起
東光寺の創建年代等は不詳ながら、僧境智(宝暦10年1760年寂)が法流開山したといいます。
「近世鳩山図誌」による東光寺の縁起
竹本村の東光寺
立地場所は村の中央だが、民家から独立した半島状支丘の頂上部にあり、両側を人家から画される。新義真言宗。『新記』では開山不詳ながら、『郡村誌』では「宝暦の頃僧境知開基創建」とする。本尊は十一面觀音。諸堂に薬師堂があり、「行基の作れる薬師を安ず」とある。
なお、参道入り口には巡礼者の供養塔があるが、川越街道の近傍であることからも、広々とした同寺参道脇ないし周辺に巡礼者などの宿泊できる宿が建っていたすれば、供養塔が建っているのも額ける。注目しておきたい。(「近世鳩山図誌」より)
新編武蔵風土記稿による東光寺の縁起
(竹本村)
東光寺
新義真言宗、入間郡今市村法恩寺の末、醫王山薬王院と號す、開山詳ならず、法流の祖を境智と云、寶暦十年化す、本尊十一面觀音を安ず、
薬師堂。行基の作れる薬師を安ず、
八幡社
稲荷社(新編武蔵風土記稿より)
東光寺の周辺図
参考資料
- 「近世鳩山図誌」
- 新編武蔵風土記稿