南幢山満蔵寺。日高市梅原にある真言宗智山派寺院
満蔵寺の概要
真言宗智山派寺院の満蔵寺は、南幢山持地院と号します。創建年代は不詳ですが、僧慶順による開山と伝えられます。地蔵堂領として慶安2年に3石の御朱印状を拝領しています。
山号 | 南幢山 |
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院号 | 持地院 |
寺号 | 満蔵寺 |
本尊 | 不動明王像 |
住所 | 日高市梅原266 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
満蔵寺の縁起
満蔵寺の創建年代は不詳ですが、僧慶順による開山と伝えられます。地蔵堂領として慶安2年に3石の御朱印状を拝領しています。
新編武蔵風土記稿による満蔵寺の縁起
南幢山持地院と号す。新義真言宗、新堀村聖天院末。慶安年中地蔵堂領3石の御朱印を賜ふ。開山慶順年代詳ならず。本尊不動を安。
寺宝
不動画像一軸。弘法大師の筆なり。
弘法大師自画像一軸。
地蔵堂。
本尊は木の坐像にて長9寸。運慶の作なりと云。この堂巽向なりしが、像を正面に於置ても、をのづから左の方へと向。昔より開扉せず。(新編武蔵風土記稿より)
新編武蔵風土記稿による満蔵寺の縁起
満載寺は、真言宗智山派の寺で南幢山持地院満蔵寺と称する。
開山した僧の名は慶順といい、年代は明らかでない。慶安年間(1648-1652)に地蔵堂領として時の将軍より御朱印三石を賜わった。また、地蔵堂は、昔から開かずの扉といわれ、この中に保存されている地蔵菩薩は、高さ九寸(約27cm)運慶の作と伝えられている。この菩薩は、人々の苦悩を代って引き受けてくれる代受苦の菩薩といわれている。
また、ここ梅原の地は、幕末から明治にかけて、甲源一刀流のすぐれた使い手を出しており、なかでも比留間半蔵は、剣豪として特に有名である。(新編武蔵風土記稿より)
満蔵寺所蔵の文化財
- 満蔵寺木造不動明王及び両脇侍像(日高市指定文化財)
満蔵寺の周辺図