松福寺。後白河法皇の院宣を奉じて創建、足立坂東観音霊場
松福寺の概要
曹洞宗寺院の松福寺は、小室山と号します。松福寺の創建年代等は不詳ながら、川原治郎という者が後白河法皇の院宣を奉じて保元元年(1156)に創建したと伝えられます。足立坂東観音霊場4番です。
山号 | 小室山 |
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院号 | - |
寺号 | 松福寺 |
本尊 | 釈迦牟尼佛像 |
住所 | 伊奈町小室5026 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
松福寺の縁起
松福寺の創建年代等は不詳ながら、川原治郎という者が後白河法皇の院宣を奉じて保元元年(1156)に創建したと伝えられます。足立坂東観音霊場4番です。
新編武蔵風土記稿による松福寺の縁起
(小室宿村)
松福寺
曹洞宗、上州御嶽永源寺の末なり、小室山と號す、本尊は釋迦を安置せり、
稲荷社、白山社、八幡社、天神社、天王社(新編武蔵風土記稿より)
「伊奈町史」による松福寺の縁起
松福寺は、小室山松福寺と号する曹洞宗の寺で、本尊は釈迦如来である。寺伝によると創建は保元元年(一一五六)で、川原治郎という者が後白河法皇の院宣を奉じて建立したというが詳らかでない。 『風土記稿』によると、上州御獄永源寺の末寺とされる。また、末社として稲荷社、白山社、八幡社、天神社、天王社が記されている。施餓鬼会は八月一五日である。なお、行基作と伝えられる如意輪観音があり、足立坂東三十三観音霊場の四番札所となっている。(「伊奈町史」より)
松福寺の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 「伊奈町史」(伊奈町教育委員会)