川角観音堂。毛呂山町川角にある寺院
川角観音堂の概要
寺院の川角観音堂は、当地に居を構えた小室永源入道重吉が持参してきた如意輪観音像を祀る堂宇で、小室永源入道重吉は応永3年(1396)に浄光寺を建立しています。如意輪観音像は毛呂町形文化財に指定されています。
山号 | - |
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寺号 | - |
住所 | 毛呂山町川角 |
宗派 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
川角観音堂の縁起
川角観音堂は、当地に居を構えた小室永源入道重吉が持参してきた如意輪観音像を祀る堂宇で、小室永源入道重吉は応永3年(1396)に浄光寺を建立しています。
境内掲示による川角観音堂の縁起
この観音堂を建立したといわれる小室永源入道重吉は、阿波国(徳島県)の人で、諸国を巡礼してこの地に居を構えたとされています。小室家は、江戸時代の官撰地誌『新編武蔵風土記稿』の川角村浄光寺のところで、「応永三年(一三九六)当所の人小室永源入道重吉と云もの、堂一宇を建立して薬師を安置す」とあり、古い土着伝承をもちます。浄光寺は観音堂の東に位置しています。小室家では、観音堂に安置されている如意輪観音は、小室永源入道重吉土着の際の持参品として伝えられており、安産、子育てのお守りとして信仰をあつめてきました。現在の観音堂は、平成元年度に、十七代願主小室実により新築されたものです。
像高三一・五センチメートル、腹奥八・五センチメートル、裾張二〇・〇センチメートル。光背は、円光背で、一木造、小型の六臂像(腕を六本作り出したもの)です。江戸時代以前の作といわれ、本町の如意輪観音像は稀であり、たいへん貴重な像です。(毛呂町教育委員会掲示より)
川角観音堂の周辺図