安比奈新田八幡神社。鎮守として慶安元年に創建
安比奈新田八幡神社の概要
安比奈新田八幡神社は、川越市安比奈新田にある八幡神社です。安比奈新田八幡神社は、安比奈新田の鎮守として慶安元年(1648)に創建したといいます。
社号 | 八幡神社 |
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祭神 | 誉田別尊・神功皇后・比賣神 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷社、浅間・榛名社、御嶽山、八坂社 |
祭日 | - |
住所 | 川越市安比奈新田287 |
備考 | - |
安比奈新田八幡神社の由緒
安比奈新田八幡神社は、安比奈新田の鎮守として慶安元年(1648)に創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による安比奈新田八幡神社の由緒
(安比奈新田)
八幡社
村の鎮守なり、例祭三月十五日、郡中笠幡村延命寺持、(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による安比奈新田八幡神社の由緒
八幡神社<川越市安比奈新田二三<安比奈新田字宮久保>
当社は、慶安元年九月に豊前国の宇佐八幡宮から、当時開墾された安比奈新田の鎮守として勧請した社である。祭神は誉田別尊・神功皇后・比賣神の三柱で、内陣に高さ三五センチメートルの八幡神座像を安置している。この神像は胡粉彩色の木像で、神社の創建当時からあるものといわれている。
当社には五枚の棟札が現存しており、その中では享保一四年の「奉再造八幡宮成就所」とあるものが最も古い。現在の本殿は千鳥破風、向拝の付いた一間社流造りで、棟札から安政四年八月に建造されたものであることが知られる。
境内は杉・松などの混淆林に囲まれ、社殿の周りには末社として八坂神社・稲荷神社・浅間神社・天満天神社・御嶽神社の五社がある。このうち、稲荷神社においては毎年三月一〇日に祭典が行われているが、ほかの末社については行われていない。
また、かつて境内には観音堂があり、集会や祭典後の直会の会場などとしても利用されていたが、大正六年に社務所兼公会堂の建設のため、境外に移転した。
なお、安比奈新田には寺院がなかったため、江戸時代には笠幡の延命寺が当社の別当であった。神仏分離の後は、笠幡の尾崎神社の社家である伊藤家が祀職として奉仕している。(「埼玉の神社」より)
安比奈新田八幡神社の周辺図