小中居薬師堂。古谷地区を代表する薬師如来像
小中居薬師堂の概要
天台宗寺院の小中居薬師堂は、川越市小中居にある仏堂です。小中居薬師堂の縁起については不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「薬師堂」とのみ記載されています。本尊の薬師如来像は、十二世紀頃に製作されたもので、古谷本郷薬師堂の県指定木造薬師如来坐像とともに、古谷地区を代表する仏像の一つだといいます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 薬師堂 |
住所 | 川越市小中居 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 薬師如来像 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
小中居薬師堂の縁起
小中居薬師堂の縁起については不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「薬師堂」とのみ記載されています。
新編武蔵風土記稿による小中居薬師堂の縁起
(小中居村)
薬師堂(新編武蔵風土記稿より)
小中居薬師堂所蔵の文化財
- 木造薬師如来坐像(市指定有形文化財)
木造薬師如来坐像
古谷地区小中居の薬師堂の本尊仏で、檜材寄木造、彫眼肉身部漆箔、法衣部黒漆からなります。頭部の主要部をほぼ一材で木取りし、膝前、左側面など他の部材を寄せる古風な構造を見せます。頭部はやや大きく、猪首、体躯は撫肩で猫背気味で幅広くたっぷりとした膝前です。おおらかな落ち着きのある像容は、目鼻立ちの大ぶりで平面な面相とともに、本像が十二世紀頃定朝様の影響下に製作されたものであることを物語っています。
古谷本郷薬師堂の県指定木造薬師如来坐像とともに、古谷地区を代表する仏像の一つです。(川越市教育委員会掲示より)
小中居薬師堂の周辺図