地蔵院。聖武天皇代の創建
地蔵院の概要
真言宗智山派寺院の地蔵院は、箱崎山錫杖寺と号します。地蔵院の創建年代は不詳ですが、寺伝では聖武天皇代(724-749)の創建といいます。江戸時代には近隣に数多くの末寺を擁する中本寺格の寺院で、当寺の佛像は埼玉六地蔵二番(子育地蔵菩薩)、足立坂東霊場二十九番(安産観音)、武州足立百不動尊霊場29番(平和不動)、新四国霊場(北足立八十八ヵ所霊場)59番(修行大師)、武蔵国八十八ヶ所霊場59番です。
山号 | 箱崎山 |
---|---|
院号 | 地蔵院 |
寺号 | 錫杖寺 |
本尊 | 十一面観音像 |
住所 | 川口市桜町5-5-39 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
地蔵院の縁起
地蔵院の創建年代は不詳ですが、寺伝では聖武天皇代(724-749)の創建といいます。江戸時代には近隣に数多くの末寺を擁する中本寺格の寺院で、当寺の佛像は埼玉六地蔵二番(子育地蔵菩薩)、足立坂東霊場29番(安産観音)、武州足立百不動尊霊場29番(平和不動)、新四国霊場(北足立八十八ヵ所霊場、武蔵国八十八ヶ所霊場)の59番(修行大師)であるといいます。
新編武蔵風土記稿による地蔵院の縁起
(浦寺村)地蔵院
新義真言宗、山城国醍醐三寶院末、筥崎山錫杖寺と號す、本尊地蔵を安ず、開山は了雅寂年を傳へず、入間郡仙波喜多院に掛たる古鐘の銘に、武蔵国足立郡鳩井郷、筥崎山依悲母奉鋳之、正安二年庚子三月十八日、大工沙彌慶願源景恒と彫せり、此鐘仙波村の深田より得たりと云、是當寺の鐘と見ゆれば古き寺なること知るべし、中興開山尊運は慶安元年正月十六日寂せり。
鐘楼。享保十三年鋳造の鐘をかく。(新編武蔵風土記稿より)
境内掲示による地蔵院の縁起
地蔵院縁起
当寺は箱崎山錫杖寺地蔵院と稱す
聖武天皇の時代より千百年の歴史
本尊地蔵菩薩は行基伝(平安期)
慈覚大師の守本尊・秘佛地蔵尊也
子育地蔵菩薩は埼玉六地蔵の二番
安産観音は足立坂東霊場二十九番
平和不動は足立百不動の二十九番
修行大師は新四国霊場(北足立八十八ヵ所霊場)の五十九番(境内掲示より)
地蔵院の周辺図