下小見野八枝神社。平方八枝神社を勧請
下小見野八枝神社の概要
下小見野八枝神社は、比企郡川島町下小見野にある神社です。下小見野八枝神社の創建年代等は不詳ながら、平方八枝神社は、お獅子様が霊験のあることから、村々に貸し出されていたことが天保13年(1842)の「千座護摩募縁誌(正覺寺)」に記載されており、さらに明治20年頃には「平心講」として組織され、当地でも幕末~明治頃には平方八枝神社からお獅子様を借りて村回りをしていたようで、この頃には当社も祀られていたのではないかと思われます。昭和30年頃にお獅子様と笛が寄贈されたことから平方八枝神社から借り出すのを止めたものの、人手不足からお獅子様の村回りが中止され、現在社殿内に平方八枝神社の神札・お獅子様・笛を奉安して祀っています。
社号 | 八枝神社 |
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祭神 | 素戔嗚尊、狛狗大神 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | 7月24日 |
住所 | 比企郡川島町下小見野 |
備考 | - |
下小見野八枝神社の由緒
下小見野八枝神社の創建年代等は不詳ながら、平方八枝神社は、お獅子様が霊験のあることから、村々に貸し出されていたことが天保13年(1842)の「千座護摩募縁誌(正覺寺)」に記載されており、さらに明治20年頃には「平心講」として組織され、当地でも幕末~明治頃には平方八枝神社からお獅子様を借りて村回りをしていたようで、この頃には当社も祀られていたのではないかと思われます。昭和30年頃にお獅子様と笛が寄贈されたことから平方八枝神社から借り出すのを止めたものの、人手不足からお獅子様の村回りが中止され、現在社殿内に平方八枝神社の神札・お獅子様・笛を奉安して祀っています。
新編武蔵風土記稿による下小見野八枝神社の由緒
(下小見野村)
該当記載なし(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による下小見野八枝神社の由緒
氷川神社<川島町下小見野七五五(下小見野字宮ノ町)>
下小見野の一部と加胡・松永の人々で三月十五日にお獅子様を行っている。これは、悪疫除けと五穀豊穣を祈るものである。元来は、上尾市平方の八枝神社からお獅子様を借りて村回りをしていたが、昭和三十年ごろに当地出身の太神楽「丸一」の役者片岡兼三郎と地元の大工「岡安おりじろう」の両名から獅子頭とそれを納める笛が寄贈されたのを機に、自前のお獅子様で村回りを行うようになった。その後、入手不足などを理由に村回りを中止し、現在は小谷野耕一家東側にある八枝神社の小祠に、上尾市の本社から受けて来た神札と共にこの獅子頭を奉安し、銘々で参詣を行っている。(「埼玉の神社」より)
下小見野八枝神社の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)