東福院。中武蔵七十二薬師
東福院の概要
真言宗智山派寺院の東福院は、瑠璃山と号します。東福院の創建年代等は不詳ながら、慶長年間(1596-1615)に火災に罹り記録を焼失、寛文年間(1661-1673)に再建し、本尊大日如来は享保15年(1730)に堯範大和尚が入佛したといいます。中武蔵七十二薬師28番です。
山号 | 瑠璃山 |
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院号 | 東福院 |
寺号 | - |
本尊 | 大日如来像 |
住所 | 比企郡川島町下伊草141 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東福院の縁起
東福院の創建年代等は不詳ながら、慶長年間(1596-1615)に火災に罹り記録を焼失、寛文年間(1661-1673)に再建し、本尊大日如来は享保15年(1730)に堯範大和尚が入佛したといいます。
新編武蔵風土記稿による東福院の縁起
(下伊草村)
東福院
瑠璃山と號す、新義眞言宗、入間郡石井村大智寺門徒、本尊大日を安ず、(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉宗教名鑑」による東福院の縁起
東福院
慶長年間(1596~1615年)火災のため記録を焼失し、創立年相不詳となる。
寛文年間(1661~1673年)法印承秀により再建。のち水害などのため荒廃していたが、第18世法印明道の代に修復し現在に至る。(「埼玉宗教名鑑」より)
境内石碑による東福院の縁起
本堂落慶碑
柳々 当山の創建は不詳なるも、この度 本尊大日如来の台座より記録あり
本尊大日如来は江戸湯嶋切道佛師小林久兵衛により刻まれ享保十五年十一月十五日当山住職堯範大和尚により入佛さる
以来約参百年の法燈を継ぎ現住二十五代に及ぶ
時に恰も開祖興教大師八百五拾年の御遠忌に当たり
本堂改築の機運高まり檀徒総代の熱意と檀徒各位のご理解ある信心総意を戴き建設委員の熱意ある努力によりこの大聖業を遂ぐ
ここに落慶の大法要を修し記録する
平成五年七月十一日(境内石碑より)
東福院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉宗教名鑑」