吉祥寺。忍領三十三所
吉祥寺の概要
真言宗智山派寺院の吉祥寺は、住吉山天王院と号します。吉祥寺は、天正10年(1582)に創建、教山法印(寛永2年1625年寂)が開山したといいます。忍領三十三所23番です。
山号 | 住吉山 |
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院号 | 天王院 |
寺号 | 吉祥寺 |
本尊 | 不動明王座像 |
住所 | 加須市下高柳1180 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
吉祥寺の縁起
吉祥寺は、天正10年(1582)に創建、教山法印(寛永2年1625年寂)が開山したといいます。
新編武蔵風土記稿による吉祥寺の縁起
(下高柳村)
吉祥寺
新義眞言宗、正能村龍花院末、住吉山と號す、中興開山榮雄享保元年三月十五日寂す、不動を本尊とせり、(新編武蔵風土記稿より)
「加須市の神社・寺院」による吉祥寺の縁起
当寺の創建年については明らかでない。
中興開山は享保四年(一七一九) 九月入寂した権大僧都栄雄で、栄雄の代に下妻藩に属し、同藩管理下において代々住職が当所の鎮守八坂神社をはじめとする各神社の別当職を兼ね、明治維新の神仏分離令の際まで支配を続けていた。
江戸末期と明治初期のニ度火災にかかり、堂宇及び什物、その他多くのものを焼失した。現本堂は昭和十二年(一九三七)に再建されたものである。
大正三年(一九一四)四月十六日には、当寺受持の字下小宮地内の観音堂を合併している。
本末の関係については、正能村(現騎西町) の龍花院の末寺に属していた(『風土記』)。(「加須市の神社・寺院」より)
吉祥寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「加須市の神社・寺院」