寶光寺。加須市戸崎にある真言宗智山派寺院
寶光寺の概要
真言宗智山派寺院の寶光寺は、瑠璃山と号します。寶光寺は、空鑁和尚が延宝8年(1680)に開山、第5世覚照和尚が正徳5~享保元年(1715-1716)にかけて当地へ移転したといいます。明治維新後の神仏分離により山号を諏訪山から瑠璃山へ改めています。
山号 | 瑠璃山 |
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院号 | - |
寺号 | 寶光寺 |
本尊 | 不動明王像 |
住所 | 加須市戸崎271 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
寶光寺の縁起
寶光寺は、空鑁和尚が延宝8年(1680)に開山、第5世覚照和尚が正徳5~享保元年(1715-1716)にかけて当地へ移転したといいます。明治維新後の神仏分離により山号を諏訪山から瑠璃山へ改めています。
新編武蔵風土記稿による寶光寺の縁起
(戸崎村)
寶光寺
新義眞言宗、正能村龍花院末、諏訪山瑠璃院と號す、開山空鑁、本尊不動は智證大師の作、長二尺の坐像なり
薬師堂(新編武蔵風土記稿より)
境内掲示による寶光寺の縁起
当寺は延宝八年(一六八〇)に空鑁和尚が開山したと伝えられ、正徳五~享保元年(一七一五~一六)にかけて第五世の覚照和尚が現在地へ殿地を引移したという。また”諏訪山 瑠璃院”と号していたが、明治期の神仏分離により”瑠璃山”に改めたという。
本尊は不動明王で、境内の薬師堂には病に霊験あらたかという薬師三尊を奉安する。この薬師堂は昭和六十一年に修復されたが、その際、宝暦十一年銘(一七六一)の棟札が見つかっている。また、寛文九年銘(一六六九)の鰐口が当堂奉納されていることから、その歴史は更に遡るものと思われる。
なお、当寺には雌雄二体の獅子頭があり、雌獅子には、文化四年(一八〇七)の銘が記されている。当地では、この獅子頭と剣を用いて”御獅子様”の行事が行われている。(加須市教育委員会掲示より)
寶光寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿