二柱神社。猪俣氏代々の崇敬した聖天宮、旧猪俣村の鎮守
二柱神社の概要
二柱神社は、美里町猪俣にある神社です。二柱神社の創建年代は不詳ですが、聖天宮と称し、猪俣氏代々の崇敬した社と伝えられます。江戸時代には猪俣村の鎮守社となっていました。
社号 | 二柱神社 |
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祭神 | 伊邪那岐命・伊邪那美命 |
相殿 | - |
境内社 | 伊勢大神社、豊受大神社、愛宕神社、八幡神社、稲荷神社、八坂神社、山神社、諏訪神社、雷電神社、琴平神社、天神社 |
祭日 | 例祭日4月15日・10月15日 |
住所 | 児玉郡美里町猪俣2144 |
備考 | 旧猪俣村の鎮守 |
二柱神社の由緒
二柱神社の創建年代は不詳ですが、聖天宮と称し、猪俣氏代々の崇敬した社と伝えられます。江戸時代には猪俣村の鎮守社となっていました。
新編武蔵風土記稿による二柱神社の由緒
聖天社二宇
村の鎮守なり。正円寺の持。共に古き鰐口を掛く。この鰐口当社に傳ふる来由詳かならず。その図下に載す。(新編武蔵風土記稿より)
美里町史による二柱神社の由緒
二柱神社
大字猪俣にあり、伊邪那岐命・伊邪那美命を祭神とする。創建の年代は明らかではないが、猪俣氏代々の崇敬した社と伝えられ古くは聖天宮と称した。当社に伝えられている二つの鰐口は、町の指定文化財であってその一つ「永禄の鰐口」と呼ばれるものは、永禄6年(1563)10月に信州佐久郡野沢郷薬師寺に寄進され、さらに永禄12年(1569)7月に同郷八幡宮に再寄進されたものを、天正10年(1582)小田原城主北条氏直から信州内山城の防備を命じられた猪俣邦憲が持ち帰ったものといわれている。もう一つ「天正の鰐口」と呼ばれるものは、天正16年(1588)に鋳造されたもので、同年4月猪俣邦憲が戦勝祈願のため奉納したものである。当社の社務は、江戸時代以降正円寺が兼帯したということからこの鰐口を「正円寺の鰐口」ともいう。(美里町史より)
二柱神社の周辺図