円福寺。鴻巣市袋にある真言宗豊山派寺院
円福寺の概要
真言宗豊山派寺院の円福寺は、飛宮山阿弥陀院と号します。円福寺は、寛永3年(1626)に創建、隆永(延宝7年1679年寂)が開山したといいます。
山号 | 飛宮山 |
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院号 | 阿弥陀院 |
寺号 | 円福寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 鴻巣市袋2130 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
円福寺の縁起
円福寺は、寛永3年(1626)に創建、隆永(延宝7年1679年寂)が開山したといいます。
新編武蔵風土記稿による円福寺の縁起
円福寺
新義真言宗、足立郡箕田村龍珠院の末。飛宮山阿弥陀院と号す。開山隆永延宝7年示寂。本尊弥陀。(新編武蔵風土記稿より)
「吹上町史」による円福寺の縁起
円福寺
袋地区の武蔵水路を越して東に向かうと、左手に一宇の堂がある。これが円福寺である。新義真言宗豊山派、箕田村竜珠院の末派で、飛宮山(比偶山)阿弥陀院と号している。寛永三年(一六二六)創立、開山宥鏡、一説に開山は隆永で延宝七年(一六七九)に寂すというが、過古帳も後年の改記であるため明らかでない。
元禄十六年(一七〇三)、安政二年(一八五五)の震災で本堂倒壊、水害などのため寺運も衰微し維持管理も困難な時代もあって無住のこともあった。現在も諸堂の再建は見られず無住のままで、堂一字がきびしいたたずまいである。
本尊は阿弥陀如来の立像というが正嘉元年(一ニ五七)銘があったという本尊は、現在見あたらず、本尊とされる立像は、木造、寄木造、像高三八センチ、江戸末期作という。堂内諸仏中十一面観音立像は江戸も初期作といわれ、一木造り像高五二・八センチのりっぱなものである。境内には正嘉元年銘の板石塔婆が保存されている。(「吹上町史」より)
円福寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「吹上町史」