浄泉寺。熊谷市下川上にある曹洞宗寺院
浄泉寺の概要
曹洞宗寺院の浄泉寺は、神護山円通院と号します。浄泉寺の創建年代は不詳ですが、保延6年(1140)に創建したのではないかと伝えられます。龍淵寺3世惟通圭儒(永正16年1519年寂)が臨済宗寺院だった当寺を曹洞宗寺院に改めて明應9年(1500年)に中興開山、慶長9年(1604)には寺領20石の御朱印状を拝領していたといいます。
山号 | 神護山 |
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院号 | 円通院 |
寺号 | 浄泉寺 |
本尊 | 観音像 |
住所 | 熊谷市下川上179-1 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
浄泉寺の縁起
浄泉寺の創建年代は不詳ですが、保延6年(1140)に創建したのではないかと伝えられます。龍淵寺3世惟通圭儒(永正16年1519年寂)が臨済宗寺院だった当寺を曹洞宗寺院に改めて明應9年(1500年)に中興開山、慶長9年(1604)には寺領20石の御朱印状を拝領していたといいます。
新編武蔵風土記稿による浄泉寺の縁起
浄泉寺
神護山円通院と号す。慶長9年11月3日、寺領20石を賜ふ。禅宗曹洞派、成田龍淵寺の末。開山詳ならず。総門の棟札、先住物山が記に、保延6庚申年9月と云文あり。此時草創せしにや。中興開山惟通圭儒は、龍淵寺3世の僧にして、明應9年2月13日当山を中興せり。当寺元は臨済派なりしが、此僧の時より曹洞に改む。惟通は永正16年10月7日化す。開基の位牌あり。面に本無常形居士としるし裏に十二日と刻するのみにして、俗称及卒年を彫らず。中興開基は上杉謙信なりとて、是又牌子に法号卒日を記す。忍の成田は謙信と敵離を相成せしに、其城近き寺院を中興せしと云こと疑ふべし。姑く寺伝のままを記せり。本尊正観音を安ず。
総門。四天門。開山堂。衆寮。
鐘楼、寛永19年鋳造の鐘をかく。
弁天社、天神社、秋葉社、熊野社。(新編武蔵風土記稿より)
浄泉寺の周辺図