長照寺。和光市新倉にある真言宗智山派寺院
長照寺の概要
真言宗智山派寺院の長照寺は、光明山観音院と号します。長照寺の創建年代は不詳ですが、新編武蔵風土記稿には「墓所に寛永中の碑あれば」寛永年間以前の創建であろうといいます。
山号 | 光明山 |
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院号 | 観音院 |
寺号 | 長照寺 |
本尊 | 十一面観音菩薩像 |
住所 | 和光市新倉3-3-35 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長照寺の縁起
長照寺の創建年代は不詳ですが、新編武蔵風土記稿には「墓所に寛永中の碑あれば」寛永年間以前の創建であろうといいます。
新編武蔵風土記稿による長照寺の縁起
(上新倉村)長照寺
境内一丁四方、年貢地、其中二反歩許、見捨地、小名添代にあり、新義真言宗、豊島郡石神井村三宝寺の末、本堂六間に九間、光明山観音院と云、本尊は十一面観音、開山開基詳かならざれど、墓所に寛永中の碑あれば、其以前の草創なるべし、宝暦七年法流開山の時より色衣の寺格になりしと云。(新編武蔵風土記稿より)
長照寺所蔵の文化財
- 大いちょうの木
大いちょうの木
名物大いちょう
幹廻り七・五三メートル、樹高二十九メートル樹齢推定七百年。
和光音頭の一節に「ハァー空を抱えたあの大銀杏、雨やあらしに堪えてきた…」と唄われている。この大いちょうは、枝張り根張りともよく、根の先は、坂下公民館あたりまで達しており、樹乳もみごとである。以前は、その樹乳を煎じて飲むと乳がよくでるといわれ、地元の人達が服用したとのことである。県内でも有数の大木で、秋の黄葉の時期は黄金色で覆われ、まことに雄大かつ美事な景観である。また三百キロを越える量の銀杏を実らせる。七百年というのは、鎌倉時代にあたりそれ以前現在まで新倉はもとより近郷の人々の生活や歴史を見つめつづけてきた生き証人と言えよう。(和光市教育委員会掲示より)
長照寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿