下赤岩香取神社。北葛飾郡松伏町下赤岩の神社

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下赤岩香取神社。旧村社香取社地に地内の7社を合祀

下赤岩香取神社の概要

下赤岩香取神社は、北葛飾郡松伏町下赤岩にある神社です。下赤岩香取神社は、下赤岩に鎮座していた香取社四社、惣體權現社、神明社、稲荷社、八幡社を、岩島と呼ばれる当地に鎮座していた旧村社香取社地に大正元年合祀、下赤岩の鎮守としたといいます。

下赤岩香取神社
下赤岩香取神社の概要
社号 香取神社
祭神 経津主命
相殿 -
境内社 大陸神社
祭日 正月祭、九日9月9日
住所 北葛飾郡松伏町下赤岩584
備考 -



下赤岩香取神社の由緒

下赤岩香取神社は、下赤岩に鎮座していた香取社四社、惣體權現社、神明社、稲荷社、八幡社を、岩島と呼ばれる当地に鎮座していた旧村社香取社地に大正元年合祀、下赤岩の鎮守としたといいます。

新編武蔵風土記稿による下赤岩香取神社の由緒

(下赤岩村)
香取社四
一は源性院持、一は眞乗院持、一は川藤村大泉院持、一は鏡智院持、共に村の鎮守なり
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惣體權現社
祭神は伊弉諾伊弉冊なり、川藤村大泉院の持、
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神明社
觀音寺の持
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稲荷社
以上の三社も小名岩平組の鎮守なり、持前に同じ、
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八幡社
土人の傳へに東照宮此邊御遊獵のとき、當社へ御腰を掛させられしと云、東陽寺持、(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による下赤岩香取神社の由緒

香取神社<松伏町下赤岩五七二(下赤岩字岩島)>
『風土記稿』下赤岩村の項には村内の社について次のようにある。
(引用箇所省略)
これらの諸社のうち、寺院との位置関係から「真乗院持」として記されているのが当社であり、規模が最も大きかったことから明治六年に村社となった。境内は下赤岩の西寄りに位置する岩島と呼ばれる集落のほぼ中央にあって、長さ一〇〇Mを超える美しい杉並木の参道を持つ。本殿と拝殿は共に大正七年に落成したものである。
明治の末に行われた政府の合祀政策はこの下赤岩にも波及し、大正元年十月三十日、右の『風土記稿』に記されている「真乗院持」の香取社以下七社(いずれも無格社)が当社に合祀され、文字通り一村一社となった。本殿内には当社の幣束と共に、これらの諸社の名を記した神牌及び、八幡神社の神体であった騎乗の八幡大明神像が納められている。なお、『風土記稿』に見える源性院・真乗院・鏡智院・観音寺は共に明治初めに廃され、跡地は各々集会所となっている。(「埼玉の神社」より)


下赤岩香取神社の周辺図