大谷氷川神社。さいたま市見沼区大谷の神社

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大谷氷川神社。さいたま市見沼区大谷の神社

大谷氷川神社の概要

大谷氷川神社は、さいたま市見沼区大谷にある神社です。大谷氷川神社の創建年代等は不詳ながら、建武元年(1334)の書状に「大谷郷」とあることから、この頃には武蔵一宮氷川神社より分霊を受け、大谷郷惣鎮守として祭祀が行われていたのではないかといいます。明治6年村社に列格、明治41年字向大谷耕地の無格社稲荷社を合祀しています。

大谷氷川神社
大谷氷川神社の概要
社号 氷川神社
祭神 素戔嗚尊、倉稲魂命
相殿 -
境内社 -
住所 さいたま市見沼区大谷1472
祭日 -
備考 -



大谷氷川神社の由緒

大谷氷川神社の創建年代等は不詳ながら、建武元年(1334)の書状に「大谷郷」とあることから、この頃には武蔵一宮氷川神社より分霊を受け、大谷郷惣鎮守として祭祀が行われていたのではないかといいます。明治6年村社に列格、明治41年字向大谷耕地の無格社稲荷社を合祀しています。

新編武蔵風土記稿による大谷氷川神社の由緒

(大谷村)氷川社
村の鎮守なり、村民持(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による大谷氷川神社の由緒

氷川神社<大宮市大谷一四七二(大谷字氷川耕地)>
当地は、綾瀬川を東に望む大宮台地上に位置する。地名「大谷」は、北・東・南の三方から古く見沼が台地を取り巻くように広がり、大きな谷を形成していることに由来する。
創建年代は不明であるが、建武元年(一三三四)四月十日の「足利義直下知状」(宇都宮文書)に「大谷郷」とあることから、この頃には既に武蔵一宮氷川神社より分霊を受け、大谷郷惣鎮守として祭祀が行われていたものと思われる。
境内は、村の中央を南北に通る古道「浦和岩槻道」から入ると、実に長さ三〇〇メートルもある参道がある。この参道は、昭和四十年頃まで、その両側に杉の大木が並木をなし、往古の神域が偲ばれたといわれる。
本殿は、総欅の一間社流造りである。この本殿の周りには透塀が巡らされており、正面入口の総欅の唐破風屋根の神門には、竜・亀・唐獅子など見事な彫刻が施されている。
別当は、『風土記稿』によると、染谷村正覚院配下の本山派修験円覚院で、本尊は不動明王である。かつて当社境内には不動堂があったが神仏分離後、廃された。
明治四十一年四月一日、『明細帳』によると字向大谷耕地の無格社稲荷社を合祀している。
宮司は、現在、武蔵一宮氷川神社の鎌田裕輝が務めている。(「埼玉の神社」より)


大谷氷川神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)